今日通行人に「セル」と言われた。私の「刀」の事である。

「セル」というのは、なんからの和を展開する事象に関してその展開する和に包まれてアイデンティティーを模倣し本体がその展開する和を引き払った時(消滅した時を含む)に残る、劣化コピーの事である。

私の「刀」は、私が往時展開した和の劣化コピーである。

また念話の主によれば「セルは吸う」らしい。

「セルが吸う」というのは「周囲の空間を吸う」(周囲の空間を引き付ける感じ)という事だと思う。

「セル」は元の本体の和かそれに匹敵する和を求めて「吸う」のだろう。

「吸ったら越す」とは念話の主の言いだが「吸ったら克服されてしまう」の意だろう。亡霊のようにガツガツしていては和の魅力も減じる。

また「セル」には「コロセル」「オロセル」などのバリエーションがあるようである。

「コロセル」とは「殺意のあるセル」の事を指し(殺せる)、「オロセル」とは「(舞台から)降ろせる」という事だと思われる。

次は「サイ」について論考する。

jleo