テレビ番組表を見ていたら、ヒマラヤに「一妻多夫の村」があるらしい、とのこと。

共産主義の一つの類型として「女性の共有」というものがあるが、アイデア共産主義(シミュレーションレベル・政治レベルでの共有)的には可能だとしても、実社会(実戦・冷戦レベル)でそれを実践するためには色々問題がある(女性はブルジョア的な資本増殖の手段ではないのである)。

女性の人格をないがしろにするようなシステマティックな構造的暴力を解消するような社会メカニズムを確立できない限り、女性の人格に依存する一妻多夫制は不可能と考える(平たく言えば中心となる女性の政治力に依る)。

この点女性の人格をないがしろにした一妻多夫制に従軍慰安婦システムがあるが、それが成立するのは政治的圧力と子供が出来る事を想定していない事が理由である(従軍慰安士へのクラスチェンジを唱導すべきであるのは前述)。

「両性の人格形成に寄与し子供が出来たら責任を持つ」という条件が男女関係の必須条件であり、それを満たさない関係は普通の男女関係であっても成立しないと想う。

jleo