「フランス革命の省察/エドマンド・バーク」の第一部を読了した。

バークは既存の枠組みを全否定するような革命は民にとっても国にとっても悪を生むとし、既存の枠組みから統治のエッセンスを汲み出し実践した者が真の改革者であるとする。

同時にバークは民主主義よりも、主権者が明確な事から王政・徳が世襲である事の利点などから世襲貴族制を擁護するが、それは直接的には革命に際して噴出した民衆の粗暴さに対する嫌悪から来ているのだろう。

第二部では革命終息に際しても警戒を解かないバークのフランスの社会構造の批判的分析が展開されているらしい。

次は「マネジメント/P.F.ドラッカー」である。

jleo