「地球的平和の公共哲学/公共哲学ネットワーク編」を読了した。
2001年12月に日本の千葉大で行われたセッションを元に、イスラーム思想や日本の祭などの観点から「反テロ世界戦争」に対して批判を行う知求的(philosophy)営為である。
私は公共哲学が純粋な哲学ではないのではないかと想っているが、既存の硬直化し細分化した学問体系を社会的実践という観点から脱構築・再構築する事を目指すという意味で「哲学」である、という小林氏の言説には賛同する。
ただ、時局的な言説を書いた本からの引用についてAmazonですらその本がヒットしない事もあり、その後のサンデルブームも含め公共哲学が一過性の流行りの学問に成り下がってしまった観が否めない点が残念である。
次は「フランス革命の詳察/エドムンド・バーク」である。
遠山拝
2001年12月に日本の千葉大で行われたセッションを元に、イスラーム思想や日本の祭などの観点から「反テロ世界戦争」に対して批判を行う知求的(philosophy)営為である。
私は公共哲学が純粋な哲学ではないのではないかと想っているが、既存の硬直化し細分化した学問体系を社会的実践という観点から脱構築・再構築する事を目指すという意味で「哲学」である、という小林氏の言説には賛同する。
ただ、時局的な言説を書いた本からの引用についてAmazonですらその本がヒットしない事もあり、その後のサンデルブームも含め公共哲学が一過性の流行りの学問に成り下がってしまった観が否めない点が残念である。
次は「フランス革命の詳察/エドムンド・バーク」である。
遠山拝