スーチー女史とミャンマー(ビルマ)政府の対話は、空刀ミャンマーに魂を籠める作業である。

ミャンマー政府が民主活動家としてではなく学識者として女史を招待した事はその政治的影響力を明示的に形にしない事を選んだという事であり、ミャンマー人民の意識とミャンマー政府が乖離する可能性を顕在化させる事に他ならない。

ミャンマーの政治体制について中国は「人民によって選択された体制(を擁護する)」という声明を発していたが、ミャンマー政府が真にミャンマー人民によって選択された体制なのかは、日本の例等から言って総選挙の投票率などではなくその政治思想に存すると想う。

「空刀」が魂を籠められて何刀に変わるのか、注視していきたい。

玲央