「国際正義の論理/押村高」を読了した。
中世からの正戦論について「戦争における正義」と「戦争への正義」を区別し比例性の原則などに言及した後、人権概念が洋の東西を問わず正義の概念として受け入れられてきた経緯を辿っていた。
また「自国内の貧困と他国における貧困のどちらを支援すべきか」という問題でロールズの格差原理などに触れながら、国内正義と国際正義の相克について論じていた。
日本人の手になる国際政治学の本の例に漏れず、著者の独自意見や他者の意見のまとめ方が解りにくいのが残念である。
次は「構造的暴力と平和/ヨハン・ガルトゥング」である。
遠山拝
中世からの正戦論について「戦争における正義」と「戦争への正義」を区別し比例性の原則などに言及した後、人権概念が洋の東西を問わず正義の概念として受け入れられてきた経緯を辿っていた。
また「自国内の貧困と他国における貧困のどちらを支援すべきか」という問題でロールズの格差原理などに触れながら、国内正義と国際正義の相克について論じていた。
日本人の手になる国際政治学の本の例に漏れず、著者の独自意見や他者の意見のまとめ方が解りにくいのが残念である。
次は「構造的暴力と平和/ヨハン・ガルトゥング」である。
遠山拝