団扇(うちわ)や扇子(せんす)をあおぐと涼しい理由について。

手であおぐ事によって発生する熱量を上回る冷感を顔表面に与える事によって涼を取っているのである。

従って、冷房下でやるとあおぐ事によって発生する冷感が手であおぐ事によって生じる熱量を下回り、非効率である。

ただ冷房下では、外回りから帰って来て一時的に凄く暑く感じられる状態において、冷房の温度を下げずに涼を取るために団扇や扇子を使う事が考えられる。

団扇は往々にしてタダで配っており、扇子は千円くらいで売っているので、活用したい。

ちなみに私は無地の扇子と「玲瓏/羽生善治」の扇子を持っているが、前者を主に使い後者は父に貸している。

玲瓏は今年年賀状のデザインにも採用したが、流れる水のような鈴の音が原義らしい(中国では八方美人の意味らしいが)。

遠山拝