円高対策にもなり景気対策にもなる秘策がある。日本国が戦争するのである。

戦争すれば確実に円安になり、戦争特需で景気のテコ入れもできる。

ただ、必要以上人命を失わない(負けない)ためには理性的で合理的な大義が必要である。

ちなみに大東亜戦争時の日本は「アジアの植民地からの解放」という目的の下侵略を行っており、大義は間違っていなかったとしても日本の国力に見合った合理的で理性的なものではなかった。

日本の国力では植民地からアジアを解放する事は出来ず、アジアの勢力として侵略する事で植民地解放の機運をアジアの内的な動機とするのが限界だったのである(日本優位のブロック経済の確立という我欲も出た)。

翻って現代では、戦争目的になりそうなのは核廃絶である。

北朝鮮の核実験とミサイルにより被爆国として感情を傷つけられた、で非核化のための戦争の開戦理由としては充分である。

そしてまた、核兵器を確保・解体したら戦争目的を達したとして終戦しなければならず、それ以上の経戦は避ける必要がある。

非核化をアジアの内的動機にする効果はあったとしても、北朝鮮の核保有は合理的で理性的とは言いがたい。本戦争は、侵略の様相を呈さなければ北朝鮮人民にも歓迎されるだろう。

以上の論理から、私は日本国による北朝鮮非核化戦争を提案するものである(なおこの戦争は憲法を変えなくてもできる)。

遠山拝