君主の憲法改正提案は、例え可決されなくとも公益たる手続保障を担保する、立憲君主制における「君主の大権」である(詳しくは拙著参照のこと)。
今回のモロッコの改憲は、この「君主の大権」についての制限は盛り込まれていないためその意味で正しい憲法改正であり、モロッコ国民は国王の権限縮小よりも国民投票という形で憲法改正の手続が担保された事を喜ぶべきである。
遠山拝
今回のモロッコの改憲は、この「君主の大権」についての制限は盛り込まれていないためその意味で正しい憲法改正であり、モロッコ国民は国王の権限縮小よりも国民投票という形で憲法改正の手続が担保された事を喜ぶべきである。
遠山拝