「響きと怒り 上/フォークナー」「戦争と平和 2/トルストイ」「僭主政治について/レオ・シュトラウス」を読了した。
前者はアメリカ南部の牧歌的情景と、ハーバード大に通う主人公の都会での生活が独特の手法で叙述されていた。
中者はナポレオン戦争に参戦したロシア軍の様子を克明に描きながら、ロシア貴族の社交を叙述していた。
後者は、僭主と賢人の対話を扱ったクセノフォン「ヒエロン」の詳細な読解であり、「ヒエロン」を全文引用してから著述にかかるなど、学ぶべき手法に事欠かない作品である(拙著「日本から大和へ」も同様の手法で拡充が可能である)。
それぞれ各続編を読み進める事にする。

遠山拝
響きと怒り (上) (岩波文庫)/フォークナー
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戦争と平和〈2〉 (岩波文庫)/トルストイ
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僭主政治について〈上〉/レオ シュトラウス
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