3月30日


今日から二泊三日で琉球旅行である。目的は、琉球国の存否の確認と慰労である。



交通の要衝で天然資源も豊富であり寛容な人間性を持ち、某要諦において重要な地理を有し、外交プロトコルにも敬意を払う大英帝国の一員たる琉球国。



その琉球国が厳然と存在しているかどうか。



空港に着くなり、ゆったりとした雰囲気と磯風の歓迎を受けた。楽しみである。


4月1日


今回の沖縄旅行は、琉球の歴史との対話であった。



琉球王国は、玉座の様式から見ても中華系の王朝であり、琉球が日本の植民地であった事を改めて想起させられた。



また、那覇市街の台湾飯店で食べた薬膳おかゆはなかなか健康によさそうでありまた、沖縄県の県民性と台湾文化にも触れる事ができた。



戦跡を急ぎ足で回って気付いたのだが、沖縄守備隊が45年9月になってからミズーリの降伏文書とは別に降伏文書に調印する辺り、琉球国の日本に対するせめてもの抵抗を読み取る事ができて興味深い。



次に来る時はもう少し長期に滞在して、米軍基地巡りでもしようかと思った。




追記


星皇剣(リムステラ)は琉球国の国宝となった。




星皇剣の発展系たる星皇十字剣は、琉球王国が在沖米軍と共闘した際に現出する超兵器であり、彼我に与える損耗度から平時には抜剣許可が降りない。


いわゆる核の傘である。







遠山拝