天皇制が世継ぎ男系にこだわるのは、「おれも天皇に」という輩をださないための安全弁なんです。女系天皇を容認したら私にも皇位継承権が生じてしまうかもしれない、という事は前にも話しました。


女系天皇を認めたら天皇制がそれこそ諸悪の根源(戦乱の原因)になってしまいかねないからこそ、男系天皇にこだわるんですよ。




ただ、この間話した「貴族が戦場で入り乱れるノブレス・オブリージュの権化」こと「ファイヤーエムブレム 聖戦の系譜」では、各王家直系に伝わるいわゆる「神器」を扱える者が勝者として戦乱を生き残れば、男系女系の区別なくその家の当主になっています(例外あり)。




それをそのまま現実に適用するのは明らかに拙速ですが、天皇家にはいわゆる「三種の神器(剣・鏡・勾玉)」というものがあるわけで、皇位継承権者の中でそれを最もうまく扱える人を皇位につける、という考え方はアリだと思います。男系ではなく、実力制にするわけです。




分かりやすいように卑近な例で言えば、野崎家・黒田家・佐藤家・芳賀家・鈴木家その他のことを考えた場合、たぶん間違いなく私が野崎家次期当主にふさわしいと思います。女系を認めれば、ですが。




ところで「若い男性の参入が男女差別を社会問題化した」というのは、「それに対して若い女性の参入が阻まれた」という意味でしょうか。もしそうだとすれば、その頭の固さは天皇制にも良悪の原因があると思います。




組織というのはその要として機能する人の頭を固くするものです。頭の固い人がいないと組織が回っていかないという事はあらゆる組織に言えると思いますが、そういう頭が固くなった人の頭をほぐすのが本来の天皇制の意義だったはずなんです。




「天皇制は諸悪の根源」と言われる事について、天皇制に乗っかって中間搾取している連中の責任は大きいと思います。天皇制に限らずシステムを硬直化させるのは大体そういう人たちです。




天皇制が本来の機能を取り戻し、それが私的な劣情などによって歪まなければ、日本社会は結構持ち直すと思いますよ。




英語に関しては、辞書があれば国連のニュースレターくらいは読めますが、会合でのコミュニケーションで通用するレベルだとは思ってません。




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以下、よもやま話です。




公明党の遠山清彦参議院議員(平和学博士)が参院全国比例区から衆院九州ブロックに鞍替えするらしいのですが、遠山清子さんの来歴とリンクしているような気がしないではないです。野崎・黒田は九州の出ですし名前も一字違い、日本政界の政治原理を考えればあり得る話だと思います。




仮に公明党がその党是を徹底していたとすれば、多分遠山清子さんに対する宣戦布告です。勝てるわけないのに(笑