昨日今日と、「涼宮ハルヒの憂鬱(マンガ版)」をオトナ買い(既刊6巻)して通読した。


同作は、「天然でコスプレの似合う萌えっ子・朝比奈みくる」と、「ほとんどしゃべらず本ばかり読んでいるメガネっ子・長門有希」と、「芝居がかった二枚目・古泉一樹」と、「普通の一般人・キョン」と、「常識をわきまえた変人・涼宮ハルヒ」によって営まれる、ちょっとラブな高校学園コメディである。


ネタばれしてしまうと作品の面白さも半減してしまいそうなので、ネタばれ事項は割愛するが、某に言わせれば要するに普通の高校生活である。


ただ、同作者が、一般的に言って普通じゃないところを強調したいのか普通なところを強調したいのか揺れていると思われるシーンが多々あり、どちらかに軸を置いた方がもっとまとまりが出たのではないかと思う次第。


その点、アニメ版(youtubeで観られる)は「ちょっと普通じゃない」というコンセプトを明確に打ち出しており、作品としてはマンガ版よりも成功していると言える。


また個人的には、長門有希のセリフ内容について、理論的究明(ネタばれ寸前、)が少し足りない気がした。



あと、キャラ原案と作者と絵師がそれぞれ別というのは、のちのち一つのモデルになり得るかもしれない。