今日は、10年前くらい前のシュミレーションゲームの雄「タクティクスオウガ(クエスト)」をやった。


「ファイナルファンタジータクティクス」シリーズを作った松野泰己のクエスト時代の作品であり、ストーリー・ゲームシステム共に定評のある名作である(ちなみに、「FFT」はクエスト開発チームをスクウェアが買い取って作らせた作品)。


序盤・中盤・終盤といい感じのゲームバランスであり、優れたストーリーと相まって(ちなみに「FFT」は、貴族VS平民と民族対立という違いはあれど、同作のグッドエンディングとほとんど同じストーリーである)、「シュミレーションゲームのエポックメイキング(wikipediaより)」と言われているらしい。


ただ、終盤を過ぎて最終盤に突入すると竜言語魔法(全体攻撃)や転生術(後述)などが出てくるためゲームバランスが崩れてしまい、最後のボスも一撃で倒す程のキャラクターを育成することが可能になる。


竜言語魔法で最も使えるのは「スターティアラ(全体ダメージ+アンデッド消滅)」であり、プリンセス・カチュアにサポートユニットを同伴させて連発すると、ラストダンジョンも楽々とクリアすることができる。

ほとんどの竜言語魔法は属性魔法であり、相手の属性に応じて使い分けるべきなのかもしれないが、はっきり言ってスターティアラだけで充分である。

が、問題はストーリー的にカチュアが仲間にならないルートが多いことであり、その場合は転生で対処する事になる。


転生では、戦死者を「ネクロマンシー(アンデッド化して復活)」で復活させ鍛えた後「リーンカーネイト(アンデッドをヒューマンに転生)」で転生させまた鍛えた後戦死させて「ネクロマンシー」で復活させさらに鍛えた後「リーンカーネイト」で転生させさらに鍛えた後・・を繰り返すと、全てのパラメータMAX・ウェイトターン1というユニットを作成することができる。


ウェイトターン(WT)はラスボスでも300以上であり、WT1とはつまりはラスボスが一回行動する間に300回は行動できるという事で、そんなWTのパラメータMAXのユニットが戦場を駆ければそりゃゲームバランスも崩れるわけである。


また、そこまで育てたキャラクターを竜言語魔法「スナップドラゴン(術者を同名の剣に変える)」で剣に変え主人公に持たせれば、ゲームバランスが崩れない程度に最強であり、やっぱりラスボスも粉砕である。


「FFT」では、ゲームバランスを崩すような決定的要因は「シド+全剣技」と「ベオウルフ+魔法剣チキン」くらいだが、タクティクスオウガは「一般兵を鍛えまくってラスボス粉砕」が出来る数少ないゲームであり、民族紛争の主人公はやはり一般人だと思う次第である。