グッドウィルの株式を売った後、同社の株価が3割下がった。
それだけなら単なる「売り抜け」だけど、某が株を売却した次の日にグッドウィルから株主宛てに「~~の議案が否決されると株価が下がるおそれがあるから委任状を送って云々」という通知が来ていたので、それを読んでから売却していたらインサイダー取引の疑いがある。株価が下がったのはそれが原因かも。
まあ、普通の株主が株主総会のお知らせに書いてある情報を見て株価を売買しても、法文言的にはインサイダー取引にはあたらない。・・だとしても、株主総会のお知らせに株価を左右するような内容を載せた場合、それは「公表」には当たらないわけで、法の趣旨から言えばインサイダー取引なのだろうか。
グッドウィルは、株主を巻き込んで潰れるつもりかもしれない。株売っといてよかった。
後日加筆:証券取引等監視委員会に問い合わせたところ、「否決されることが確実でない場合、その可能性に言及してもインサイダー取引にあたるような重要情報ではない」「株主総会議決は内部情報ではない」とのこと。つまり、某のグッドウィル株式売却は「インサイダー取引」ではなく「売り抜け」だったってコト。安心した。
でも内部者が株価変動の可能性について言及したら株主は不満になるわけで、それは風説の流布によって株価を操作していることにはならないか、と思った。でも金融商品取引法では「株価操作が目的でない場合」は違法性がないらしい。それに株価が下がってグッドウィル損してるし。
あと某の上記「グッドウィルは、株主を巻き込んで潰れるつもりかもしれない」も株価操作を目的にはしていないので、やはり違法性がない。
お金儲けるって大変。