”ポーダブル機向けNTS115化モジュール”稼働テスト | JL7KHN/ミヤギKI529のブログ

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飛んでけ しょぼ波 どこまでも~

■乗らないテンション
4月末から嫁さんの居ない男3人の生活が続いています。嫁さんが実家へ帰省しているのは、義母に癌が見つかって、その摘出手術をする為です。無論コロナ感染症の話が無ければ頻繁に行き来出来る宮城と栃木ですが、万が一の感染も許せない状況ですので、一切嫁さんとは会えない日々です。
一方で、過日、母の10時間近くに及ぶ手術が無事に終わり、ようやくNICUから一般病院室へ移ることが出来ました。
まあ、そんな感じですので無線はもちろん、半田ごてを握るのですらままならないテンションだったわけです。


■少しずつでも
少しずつ光が見えてきたので、こっちのプロジェクトも少しずつ前に進める事にします。
手をつけたのは、ICB-770等、内部に大きな余裕があるポータブル向けの廉価局発。
予てから出来ていたものの特に組込むリグも無いためテストは出来ずじまいでしたが、一時的にハンディ機で試して見る事にしました。



■稼働テスト
このモジュール一番のウリは、トリオTS-830等に採用された可変型帯域フィルタ機能です。1st-IFと2nd-IFをずらし、それぞれのフィルタで帯域を絞るというものです。
少々ややこしかったのは、1stと2ndのフィルタ特性が異なり455kHz側は元々使われているセラフィルなので、減衰特性が上手く揃いにくいところがありました。



■まとめ
と言う事で、比較的簡単にNTS115で好評な可変型帯域幅フィルタを昭和の名機でも実現出来る事が確認出来ました。
これならば、このモジュールを使うことで
 ・クリスタル総入れ替えや周波数調整不要
 ・005ワッチ機能
 ・ビープ音機能
 ・可変型帯域幅フィルタ
が誰でも実現出来る様になります。
(ちょっとフィルタは追加しないと悪い子(スプリアス)が目立ちますが、それでもマイコンノイズを含め何とかなりそうです)



ちなみに、ハンディ機へ組み込めるサイズの廉価局発は、とちぎOS36局が開発中です。
同じ開発をしても仕方が無いので、小型版はOS36局の開発完了を楽しみに待ちましょう(と、プレッシャーをかけてみる(笑))


こんな感じで、栃木Prj.の方向性としては、
「単純な技適対応+軽微な機能/付加価値追加」= 手順含め一般化完了
 → 「技適対応+高付加価値追加」 を出来る限り廉価かつ簡単に実現する
に軸足を移しております。
もちろん、自分達のペースで。