遮熱(遮蔽)と断熱を考える その2


 屋根には0.3mmトタンを貼り付けてますが、雨が強いと何処からか侵入が有ります。天気予報見ながら荷台シート被せるのですが、この時室内温度が7度ぐらい下がります。天井裏合板を手で触ると被せる前とは明らかに違います。荷台シートが遮熱(遮蔽)として機能している様です。

 太陽放射エネルギー(電磁波)を防ぐ。

夏場の熱源はほぼ太陽放射です。宇宙空間では熱移動ができない為、電磁波として地球にとどきます。電磁波自体には熱はほぼ有りません。電磁波が地上で物質にぶつかった時に熱に変換されます。電磁波も種類により熱変換効率が違います、主に赤外線と可視光線になります。遮熱(遮蔽)は電磁波を遮ったり、別方向に反射する事で後方に電磁波エネルギーを送らない様にする事です。

カーテンやサンシェードもこれにあたります。

問題は遮蔽物も完全にエネルギーを反射出来ず少なからず熱に変換され蓄積されます。ただし物質によって効率は違います。

 スダレとブラインド

可視光線を遮蔽する為にスダレやブラインドを利用します。スダレは窓の外、つまり室外側で使いブラインドは室内側で使用します。どちらも同じ遮蔽ですが室内温度上昇抑制効果が高いのはスダレになります。理由は遮蔽物自身に熱が発生し、新たに熱源となる為です。スダレの場合室外側にある為室内方向の熱移動が必要ですが、ブラインドは室内にある為、まるでデロンギ暖房器具の様に室内温度を上げてしまいます。可視光線が直接人や家具に当たらない様にするには有効でスダレよりデザインや利便性はあるのですがね、サンシェードも車内より車外の方が効果が有ります。


遮熱シートで屋根温度を下げる。

 スノーテックス スーパークールを使用して車内温度実験してみます。

このシリーズには2種類有りまして今回は耐候性が長いスーパークールを購入、デメリットは重量増加と生地厚増加ですが、今回の場合関係有りません。


 被せるだけだとソーラーパネルを塞ぐ為、開口部を施工しました。

 このままだと車両を動かす事が出来ない為、結局簡易的に貼り付けました。最初は日傘の様に必要な時載せる予定でした。

 いつものゴリラテープシルバーとシーリング材ですが、完全には屋根に密着していません。シート内に入った雨水が流れる様にし、シートと屋根(トタン)の間に空間を作る事で断熱と冷却効果を狙って見ます。

これにより屋根の温度上昇を極力抑えるのです。

本来はこの後天井裏にスタイロホーム30mmなどの断熱材施工をして室内側に遮蔽物で発生した熱を遮断するのですが私のキャンピンシェルは構造上見送っています。

夏場の断熱材にはもう一つの目的がありますがそれは別記事に書きます。


関係記事 遮熱と断熱を考える その1


記事書きかけ。

5.14 加筆、写真追加