オランジュリーな 横浜美術館へ | Thanks cherish now ♡

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(●´ω`●)ゞ

オーギュスト ルノワール:ピアノを弾く少女たち



この美術展は
画商コレクターである ポール・ギヨームと
ドメニカ夫人の物語が 要になっています


このコレクションの 基礎を築いたのは
若きフランスの画商 ポール・ギヨーム

彼は 自動車修理工場の従業員のとき
タイヤの取り引きに使う ゴムの配達物の中に
ガボンの仮面という アフリカ彫刻が 
紛れ込んでいるのを 発見します

それが、ある詩人の目に留まり
前衛芸術家たちとの 親交が始まります



ガボンの仮面を 発見したのが 17歳
23歳でパリに画廊を開き
29歳でドメニカと結婚、42歳で亡くなります


こちらは 1930年頃
ポール・ギヨームが 40歳前後の写真
真ん中が本人、左がドメニカ夫人です



この ドメニカ夫人は 社交界ではかなり目立つ存在
今回の美術展でも、暗殺疑惑をかけられた 
謎多き美女として 紹介されています

ドメニカ夫人の 肖像画も 何点かありまして
アンドレ・ドランが 描くと、こうなって  ↓↓↓


マリー・ローランサンが 描くと 
こうなるわけですねー。  ↓↓↓



ポール・ギヨームは、私邸美術館にする構想を
果たせぬまま 若くして世を去りますが
そのコレクションは ドメニカ夫人に受け継がれ 
最終的に フランス国家に譲られることとなります

「ジャン・ヴァルテル&
   ポール・ギヨーム コレクション」として


この、ジャン・ヴァルテルという名前は
ポール・ギヨーム亡きあと、ドメニカ夫人が 
再婚した 2番目の夫の名前です

彼は 有名な建築家でした
ですが彼は、これらの作品収集には
何ら関わっていないことが 分かっているんです
 

それでもなぜか? 
ドメニカ夫人は この2番目の夫の名前も 
コレクション名には 必ず付けること!
というのを条件に フランス国家に売却します

この2番目の、建築家である夫は
事故で亡くなっています

アンリ マティス:ソファーの女たち
(別名:長椅子)



彼女は ポール亡きあとに 養子を貰っていますが
この養子もまた 亡くなっているんです

国家への コレクション売却の前後に
不仲であった 養子を暗殺したのではないか?
いう スキャンダルで 
ドメニカ夫人は 世間の注目を浴びることになり

以降、彼女の様々な噂が 飛び交います
ドメニカ夫人、きっと何かあるのでしょうが 
今となっては色々と 謎の多いご婦人です

アンリ マティス:赤いキュロットのオダリスク


今回のコレクションでは
マティスの作品が 好きでした

うーむ、ドメニカ夫人が 氷の微笑的で^_^;
強く印象に残ったのも 事実であります

モーリス ユトリロ:クリニャンクールの教会 

ユトリロの作品が6点もあり 満足しました◡̈⃝


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