ALARMの秘密 | CHO-1流

CHO-1流

2000年より沖縄を拠点に全国、そして海外でも音楽イベントを企画している
JACKEROO'S(ジャックルーズ/JKRS)のCHO-1の日常の出来事や仲間の紹介、イベントの告知等を伝えていきます。


【2月27日(水)】



おはようございます!

昨日の高山のペンション平川で開催された企画『ALARM』は、

平日の夜にも関わらず、開演時間の18時半にはほぼ満員となり、

トーク後のライブが始まる頃には120名超満員となり、

お客さんもこの夜をとても待ち望んでいた事を実感し、

幸せな気持ちでいっぱいでした。


開場時間中と終演後は僕がセレクトしたFUNKISTのウインターソング!

みんな頭からノリノリでしたね~!


今回の個人的なハイライトは、主催側のHAND飛騨スタッフの仲間でもある、

かっちゃん(勘田佳克)のある日のブログに書かれていた、新聞配達中に出会った

おばあちゃんの実話からインスパイアを得て実現した

ロックバンドおかんライブ&勘田健介&康介の

朗読のコラボレーション『ALARM』


タイトルのALARMは、毎朝AM3:50にかっちゃんを起こしてくれる

目覚まし音の意味でした。

では誰に朗読してもらおうか?と考えた時に、かっちゃんの姿、生活、生き方を

一番近くで見てきていて、かっちゃんの事を親として、男として、人として尊敬している

息子の健介と康介しかいないと思い、二人にオファーしたいと思いました。



しかし、2人と直接連絡が取った事のなかったので、HAND飛騨メンバーでかっちゃんの

パートナーのかんちゃんのお姉さんの京子さん、友人の美奈子さんらに、

この大作戦を打ち明け、健介&康介のメールアドレスをGET!2人にメールで

オファーしたら朗読出演をOKしてくれ、

このサプライズにすごく喜んで協力してくれました。


このやり取りの際に、健介&康介がかっちゃんのブログを読み、

サプライズを仕掛ける事を決めた時に、この2人は両親をとても尊敬し、

この両親の元に生まれてきた事を本当に幸せに思っているんだろうと思い、

幸せな家族だという事をすごく感じました。


そしてかんちゃん、かっちゃん以外のHANDスタッフ全員、健介&康介、僕、

そしてロックバンドおかんメンバーだけが知るALARM大作戦が水面下で進められていきました。



ロックバンドおかんメンバーは沖縄ツアーから帰ってきてすぐに新曲『ALARM』に着手し、

サビ部分を完成させ、人と人の繋がりを唄う『人として』に繋げました。


健介&康介は、同じ屋根の下に住む両親にばれないように、部屋でこっそり朗読の練習。


そして昨日、お客さんのふりをして会場にやってきた健介&康介を僕が

『健介はバンドやってるから、おかんのリハを見るだけでも勉強になると思うから、

中で見てってよ!』

と言って2人に中に入ってもらいました。

慌てるかんちゃんはほっときました。w


リハ中は会場入口にはけっして両親が中に入らないように、他のHAND飛騨スタッフで厳重警備!


リハでは朗読の立ち位置を決め、本番さながらに通し稽古。


実際にかっちゃんが毎朝AM3:50に使っているであろうアラーム音を

DJを担当してくれたかっしーが流してくれました。


今回、気をつけたかったのは、コラボを身内の楽しみとしてやるのではなく、

朗読される物語の中にある、人と人の繋がり、家族の在り方、誰かを想いながら生きる事、

それらをちゃんとエンターテイメントとして表現したかったという事。


だから、健介&康介をスタッフの子供として紹介する事もなく、

ましてやコラボの後に両親を紹介する事もなく、勘田健介、勘田康介、という

アーティストとして出演してもらい、ロックバンドおかんとコラボレーション

してもらいました。


2人は本当に頑張ってくれました。

高1の健介、中2の康介、たくさんの大人のお客さんの前で、ロックバンドおかんとも

当日ちょっとリハで合わせた程度にも関わらず、感情を込めた堂々とした朗読でした。

そして、後ろで大号泣する両親。w


親の生き様を子が語る事で、


家族の絆がさらに強くなった時間だと思いました。

それからライブは続き、会場のお客さん全員が立ち上がり、

かなりの盛り上がり&大合唱を経てアンコールへ、


今回のイベントは会場内にも窓の外の雪の中にもキャンドルが灯されていたので、

キャンドルの灯りだけで生演奏のかっちゃん新天地』。


幻想的で温かい想いが充満した素晴らしい時間でした。

かつて、誰も見た事のない夜は、たくさんの魔法使いが集まった、

一生忘れられない夜になりました。


誰もが、誰かの魔法使いになれるって事。

ちょっとした一言、メール、

電話、手紙、ハグ。

握手。プレゼント。

大きな事をしなくても、

それぞれが生活の中で、

家庭の中で、仕事の中で、活動の中で、

誰もが誰かを想う事で、

誰かの魔法使いになれるよ。



2013年2月27日。

飛騨の雪の夜は、

温かい魔法がかけられた

美しい夜でした。


これが、タイトルに込められた

ALARMの秘密でした。


HAND飛騨の皆さん!


やってやりましたね!笑

健介、康介、誇りに思うよ!


おかんメンバー!
ハードスケジュールの中、新曲『ALARM』制作ありがとう!


DJ かっしー!

今回、このALARMのためだけに沖縄から来てくれて、そして俺が伝えたい事、

やりたい事を言われずとも理解しようとしてくれる気持ちに感謝してる。


素敵すぎる、ベストな会場を提供していただいたオープンハート ペンション平川さん、

ありがとうございました!


そして、かっちゃん、かんちゃん。

あの日、船津座であなた達と出逢えて、そして交流を深め、

心友になれた事を、深く幸せに思います。

あなた達のおかげで、HAND飛騨の皆さんと出逢えました。

ありがとうございます。


数ヶ月かけて準備してきたALARMはこれで終了です。

次の更新で、朗読文『ALARM』を発表させていただきますね。

平日の夜、集まっていただいたすべてのお客様に心から感謝しています。

ありがとうございました!

さぁ、HAND飛騨の皆さん、次は何を企みましょうか?


夏あたりに、何かできたらいいですね!



皆さん、ありがとうございました!!