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 戦争

 

 今日「誰がために鐘は鳴る」を読み終えました。スペイン内戦を題材にした小説ですが、主人公のアメリカ人が共和軍の義勇兵として橋を爆破する物語です。保守派フランコ政権との戦いをめぐって、主人公など揺れ動く心の葛藤を描いています。

  物語は3日間の戦いの中に、回顧を含めて、裏切り、想像に難くないファシスト政権の残虐性、共和軍の保守派に対する虐殺や激しいレイプも語られて、頭を丸刈りにされ、酷い扱いを受け、主人公と寝袋で一緒に寝ていても痛みだけで、僅かな希望を持った若い女性との、戦場での一瞬の恋も描かれています。

 

 

  戦争は、現在のウクライナとロシア戦争が正に人間の残虐性、多分ウクライナ兵によるロシア兵へのリンチもあると思います、日本もかってそうであった、第二次大戦でアメリカ兵が日本兵の骨を削ってペンダントを作った、人間の尊厳を傷つける酷いもの以外の何ものでもありません。

  人を殺し合う戦争に、兵士は正気でいられるでしょうか、戦争にルールがある?殺し合いにルールがあるのでしょうか。この世から戦争を無くさない限り残虐性はなくならない。

  発表当時の1940年代は、残虐性よりもアメリカ人の一瞬の恋と戦争を、平行感覚を持って描かれ評価されていますが、私は、人間の性にどうしようもない無常観を覚えます。

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