先日、住宅展示場を見学しました。
自宅の参考にではなく、ふらっとぶらっと。
アイディアのキッカケにと思って見学しましたが、
そこで展示場のスタッフの方と少し話した内容です。
身分を明かした後に
どんな人が訪れる展示場ですかと聞いてみたところ
「まず、こんな大きな家は買えないな~」とか
「地域的なものなのか、二世帯住宅のご要望」とか
「高齢者や障がい者に特化した住宅展示場はないの?」と
聞かれたことがあったり様々な人が訪れるようです。
確かに最近高齢者配慮の住宅展示場はなくなった気がします。
11~12年前には三鷹にもあって、私も見学しました。
かといって今では見られないかというとそうでもなくて、
少し離れた所に行けば立派なショールームもあります。
つまり住宅展示場のひとつをそうするのではなくて
ハブになる所にしっかりしたコンセプトショールームをつくり
それぞれの対応の中でご案内するというのが
一般的な住宅会社のスタイルなようです。
確かに9割以上の人はズンズン展示場を歩き回り
あれがいい、これがいい、これはいや・・・etc...
展示場のスタッフにそういった展示の必要性を感じる機会は
少ないのかも知れません。
通常の展示場はあくまで通常で、そういったお客さんは個別に
ハブに案内するから問題ない。
こういった考えになるのは自然な流れで、合理的です。
つまり大多数の人気で展示場を造って
少意見には個別対応です、という考え方になります。
しかし現代人の人気で造る通常の展示場というのは
結局なんだ?という気も同時にしました。
先のスタッフが言っていたことで
「この展示場のテイストが気に入る人はじっくり見てくれるど
好みでない人はもう早いですね。すう~って感じで」
といっていたのが思い出されます。
そういう風に、すう~ってみるために展示場ってあるのか?
何千万もかけて造るものをすう~って見られるものですか?
展示場のスタッフもそうですが
見る側もそりゃないですよ。と思います。
好みが細分化されて、多くの情報から好みを選ぶことが出来る時代に
人気が高いと思われるものをつくっていくこと自体無理な話です。
見る側も、何千万もかけたショールームから何を見に来ているのか?
インテリアのテイストを見るとかの目的であれば
ちゃんとスタッフの話を聞いたほうが良いでしょうし
なんだかよくわからないから見に来たというなら
それはそれで伝えてコミュニケーションしたほうがいいでしょうし
せっかくのショールーム見学ですから有意義にして欲しいと思います。
人口全体で見れば9割以上の人がズンズン歩き回るかというと
決してそうではないはずです。
そういったショールームを見て回る体力のない人がたくさんいて、
そういった人に訴求する展示は決してなくなるものではないでしょう。
合理的という観点で行けば特化した施設を点在させて
ハブからアクセスするほうが合理的で個別に対応しやすいはずです。
でも、いまだに地域にある展示場は様々なメーカーのモデルルーム
見て見てと言わんばかりに乱立しています。
当たり前といわれる状態を少しななめからも考えてみる。
それがどんなに合理的であっても当たり前であっても
あと一歩掘り下げてみる。
きっとそんな中からアイディアは生まれます。
今回は展示場そのものからアイディアは生まれませんでした。
でも、スタッフとの会話の中から何かが見えてくるかも知れない気がしました。