今から20年ほど前の文化の日、友達に誘われ東急市が尾駅近くにある、青葉区役所へ行きました。役所はもちろん閉庁でしたが、その前の広場で「青葉区民フェスタ」(名称うろ覚え、間違っていましたらご教示ください)なるイベントが開催されていました。出店のブースはすごい人出でした。
水道局の展示、福祉作業所の作品販売、地域のショップの特売など、どのブースも賑わっていました。
中でも、東急のブースは大変な混雑。何が売られているか、人混みをかき分けて確認しましたら、東急百貨店のギフト解体(缶詰など小分け)販売が大変な人気で、そのほか衣料や雑貨など販売されていました。バーゲン会場の雰囲気といえば、その熱気がおわかりいただけるかと思います。
そのブースの片隅で、「電車部品コーナー」がありました。運転台のメーターとか、行き先表示器、駅の表示板などが並んでいましたが、お子さんや、バーゲンでお買い物中のママを待つパパが珍しそうに見ているほかは、前述のバーゲン会場のような熱気はなく売り子さんも寂しげでした。
友達は、5台ほど並んでいました行き先表示器のうち、1台を2千円で買い求めました。「長津田」や「急行水天宮前」などと表示されていましたが幅1m近くあり、重さも10kg以上ありそうなものでした。
私は当時鉄道に関心がなく、行き先表示器を買っても家の電源では使えそうもないし、コレクションにも大きく重すぎるので買う気にはなれませんでした。
でも、東急線は私にとって幼少期からお世話になっている路線。これまでの感謝の意味と、このままでは買い手がなく廃棄になりそうな予感がし、手頃なものをと、プラ製の表示板を2百円、玄関に使えそうな手すりを百円、計300円で買い求めました。売上金はチャリティーで福祉に寄贈するそうです。
どこで、どのように使われていたのかは不明ですが、東急の文字があるので、東急の車両か、駅施設などで使われていたか、その予備品だったのかもしれません。
透過文字といって、ランプが光るのではなく、文字そのものが光るという、視認性の良いものでした。最近の家電では、失われつつある機能です。
数年前、東横線の旧渋谷駅お別れに訪ねた時は、電車の部品も売られてはいましたが、売り場へ行くには整理券が必要で、部品も5千円から2万円と、高騰していました。
あの、市が尾で並べられていた、バーゲン食品や雑貨とは対照的に、なかなか売れずに残っていたチャリティー部品たち。整理券の現在とは隔世の感です。
これまでも、そしてこれからもお世話になる東急。記念切符とともに、このプラ板も貴重な思い出です。