前回、TOTOが90年にわたって製造し、現在も新規採用事例がある腰掛式サイホン便器C21が4月に廃番になってしまう記事を書きました。
記事中のC21(N)は、知人宅や職場で撮影したものでしたが、我が家にもかつて、C21はありました。
しかし、便器のリム部に何かぶつけてヒビが入ってしまい、当時最新だったC710のタンク密結式のに交換されました。
C21は設備屋さんが割ってガラ袋に入れ廃棄するところだったのですが、デザインが秀逸(当時の私の目には)だったので壊れているとはいえもったいないので、床下に置いておくことにしたのです。一緒にあった隅付ロータンクは、親の猛反対(便器なんか集めてどうする!)により、残念ながら処分されてしまいました。
その後、このことをすっかり忘れていて、C21の製造中止を惜しみ、今のうちC21の購入も検討したほどでした。
先日、遙か昔のこのことをハッと思い出し、床下を探索しました。
ホコリと蜘蛛の巣などに阻まれ悪戦苦闘の上、床下を進むと確かに便器らしきものがあって、数十年ぶりに「発掘」しました。
便座はすっかり変色してしまいましたが、ヒビがあるとはいえ陶器自体は当時の白さを保っていました。
ボウル内は、段差がない旧型の形状ですが、正面に穴があるのは現行品と同じ、C21であることの証です。
古い旧型といっても、Toyotokiや大鷲といった歴史的なものではなく、TOTOマーク品でした。
側面です。流れるような曲線などが、当時「秀逸」と感じたのかもしれません。
床面と接する「台座部」です。どこか、旧型のC38やC48を彷彿とさせるような、重厚感あるデザインでした。
難はあるものの、かつて家族でお世話になったC21が我が家に現存していたことは、奇跡というか嬉しかったです。そして、改良を重ねながら現在
に至るまで製造され続け、車椅子対応や掃除口付きなどバリエーションも登場して、さまざまな施設や住宅で利用されていることに、この機種の汎用性の高さを改めて感じました。










