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PBX5 Bldg.

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昨年の大晦日に書きました、お正月休みに階段の照明を交換する工事を実施しました。

今までは、1970年代に改装されたと思われます、天井直付けの、ランプレセプタクルに白熱電球形のLED照明(60W相当)が付いていました。

なお、天井裏の電気配線は東日本大震災後に敷設替えしています。

図の赤い部部がLED電球です。これだと、前回書きましたように点光源で階段を降りる際、ステップに自身の影が出てしまい足下がよく見えませんでした。

壁の反射などあり、正確ではありませんが、図の灰色部分が影になってしまう部分です。

 

これを、現在の「ライトバー」式の照明にリニューアルすれば、影が少なくなって安全性が向上するという期待もありました。

この場合でも、階段の途中からはライトバーが背になるので影は否めませんが、一階には、階段通路誘導灯という、20Wの蛍光灯があり、その光がステップを照らしていましたので、問題だったのは降り始め6段程度でした。

 

今回は、常用のライトバーに、停電時の専用非常灯が組み合わさった器具(防災照明)ですので、前記事に書きましたように電源線は常時通電を含んだ3線式です(アース線は別途)

色が逆ですが、以前電気工事の人がレセプタクル裏で丸めてくださった線が、逆でした。

 

天井板が、築60年の「竿縁天井」で、その化粧合板もボロボロめくれてしまうほど劣化(特に電球が付いていた周りがひどい)していましたので、天井版と撤去し、梁に桟を渡して、新しい天井板を張るまで吊り下げる仮設置にて取り付きました。

ライトバーは4000lmタイプで非常に明るく、経年たった黒っぽい階段ステップもハッキリ見えるようになりました。自身の影もほとんど目立ちません。機種選定時、一畳ちょっとの階段に4000lmは、オーバースペックと思われますが実際に付けてみて正解でした。(ライトバーは2000lmから6900lmまで選べます)スイッチは電球時代に、人感センサーのものに交換済みですので無駄な点灯もありません。

 

そして、突然の停電時には

このように専用非常灯が30分程度は点灯します。これもLEDで思ったより明るく、この状態での階段は

非常点灯とは思えない、従来の常用LED電球に迫る明るさでした。これなら、万一の時でも安全に降りて避難もできます。

 

このパナソニック、XLG441VGNLE9は量販店のリビング用シーリングライトなどより、割高(ネット通販でも3万円)で、定期的なバッテリー点検も必要ですが、階段という性質上、コストやデザインより安全・安心を重視しました。

前回書きました、階段などに安心な、バッテリー内蔵の照明器具。業界では、防災照明といって消防法や建築基準法で、使用する場所や光量など規定がありますが、戸建て一般家庭には規定がありませんので、器具はネット通販や、ネットオークションやフリマサイトなどで入手可能です。

(注:中古品や、新品でも年数たったものは重要なバッテリーが劣化している恐れがあり、おすすめしません。)

 

交換や新設では、電気工事士の資格が要ります。新築やリフォームの際、こうした器具を考慮した電気配線が必要です。

 

一般の照明器具は、スイッチでオン・オフするだけなのでスイッチを経由した2本線で良いのですが、防災照明は、停電時に備え常時バッテリーに充電するため、常用照明のスイッチとは別に、常時通電する線を追加する必要があります。

これは、我が家の防災照明への配線ですが、三本線になっています。(緑色はアース線)

黒:常時通電のL(非接地側)バッテリー充電用

赤:スイッチ経由のL(非接地側)常用照明用

白:接地側N

緑:アース(一部の照明器具では必要なことも)

 

あの東日本大震災の時、停電の怖さを経験し応急耐震補強工事を施工した際、電気工事の人が、将来に備え階段は3線式で配線してくださり、当時は普通の照明だったので黒線は長らく絶縁処理して丸められていましたが、数年後にまずは上り口を防災照明にしました。

 

上述の法により、設置が義務づけられた公共施設などでは、専用回路など細かく規定されていますが、家庭の停電対策なら、普通の照明回路に、常時通電の一本を追加するだけで良いと思います。

 

既築の家でも、天井裏にアクセスできれば、階段灯への配線を換えれば(常時通電の1本を追加)、防災照明へのリニューアルは可能です。

 

追記

なぜ、一般家庭に業務用?の防災照明を付けたか?懐中電灯でいいのでは?と思われますが、東日本大震災の、発災直後の停電、後の「計画停電」よる停電、何度かある落雷による停電を経験し、突然の真っ暗では懐中電灯を探すのも大変ですし、特に階段昇降中の停電は危険だったからです。また、最近家庭用照明器具(リビングのシーリングライト)にも「ホタルック」「保安灯」機能があるものもありますが、それらは光量、点灯時間とも十分ではなく、震災で部屋中ガラスなど散乱状態では、二次災害も懸念されるからです。

既存の住宅でも、後付けできるコンセント接続のもの(常時は消えていて、停電時のみ点灯。例:パナソニックNNFB01000J)もあり、これなら手軽に設置可能です。

 

新年あけましておめでとうございます。

 

2021年が、皆様方に素晴らしい年でありますよう、ご多幸ご健康をお祈り申し上げます。

本年も当館(拙ブログ)をよろしくお願い申し上げます。