最近、レコードが静かなブームだそうで、新譜のレコード盤も見かけるようになりました。
レコードを演奏するには、「レコードプレーヤー」が必要です。私が小中学生の頃、家にはONKYOのセパレートステレオという、今では見なくなってしまいました家具調のオーディオ機器があったのですが、父親が「レコードに傷つける」とか「針を壊すから」などと触るのを禁じられていました。
そんな父親が、私のためにレコードプレーヤーを買ってきて、「これで聴きなさい」と。
箱から出したのは、プラスチック製で赤い蓋と白のボディといったツートンカラー。「ポータブル電蓄」というものでした。メーカーは確か"Takt"(タクト?)というブランドでした。
45回転のドーナツ盤がやっと載る程度のターンテーブルに、プラスチックのアーム、針はセラミック針(マイナスネジで取り付け)という安価なものでした。
つまみは2つ。左が回転数切り替えで33と45とOFF 右は電源兼音量でした。「電蓄」ですのでアンプ・スピーカー内蔵でしたが、モノラルでプラスチック筐体ですから音量を上げると音が割れてしまいました。これで、当時大ヒットの「およげたいやきくん」や雑誌付録のソノシートなど聴いていました。残念ながら、その電蓄は処分してしまい写真も残っていません。
その後、お小遣いを貯めたりバイトをして、電器店で展示品のアンプなどオーディオ機器を買いそろえていきました。レコードプレーヤーは、リサイクルショップで当時5千円で売られていましたパイオニアの中古でした。
ゴールデンウィークの休日、その33年前に買い求めたレコードプレーヤーを久しぶりに動かしてみました。しばらく使っていないと、何かしら不具合がでるものです。しかし、
カートリッジ(針)は8年くらい前に買ったものですが、回転数やトーンアームの動作など正常でした。音もきちんと出ていました。
当時、FM雑誌に「レコード演奏中のパチパチというノイズは静電気」ということで、写真のような「除電グッズ」(カートリッジ奥にある三角形の布状のもの)も当時のまま付いていました。
レコードの回る姿、回転数を合わせるためのストロボ装置(左下のオレンジ色)に同調して静止しているターンテーブルの模様など、CDでは味わえない「見る楽しみ」を改めて実感しました。





