●浴槽ボルトの筐体と嵌合する、ねじ径とねじピッチは同一でした。
●切り替え栓(HXは筐体一体型)に仕切板をOリングを介して差し込み、ねじ3本で固定する機構も同一でした。
以上から、DX型Aの切り替え栓は残し、これが付いた筐体にHXの浴槽ボルトを締め付け、仕切板を差し込んで固定すれば交換ができることになります。しかし、
仕切板のパイプ部分の径が、HXのほうが細く、さらにパイプの長さがHXのほうが長いのです。そのため切り替え栓との間に隙間が生じてしまい(漏水)、薄い浴槽の場合切り替え栓底部にパイプが当たってしまうことが判明しました。さらに、
DX型Aでは、薄い浴槽の場合ボルトに切り替え栓が潜り込む構造(切り替え栓外寸より浴槽ボルト内寸が大きい)だったのに対し、
HXの浴槽ボルトは内寸が小さく六角形のため、浴槽厚によっては切り替え栓に当たって破損してしまうか、十分な通水路が確保できず循環不良になることも判明しました。
交換(改造)にあたっては、
▲切り替え栓が新しい浴槽ボルトに当たらず、かつ通水空間を確保するための加工。
▲新旧仕切板の、パイプ長さと径を修正するための加工。
が必要なことがわかりました。
また、浴槽に厚みがあり、切り替え栓とHXの浴槽ボルトが干渉せずかつ双方の間に通水路が確保できれば、別の改造法もあることがわかりました。
そこで、改造方法の選択です。
既設の循環金具DX型Aの筐体(前回で外した状態)に、新しいHXの浴槽ボルトをねじ込み軽く締め付けます。
そして、細めの定規(先端部から目盛があるもの)を筐体奥に当たるまで差し込みます。
筐体奥から、浴槽ボルト六角穴の先端までの長さを測ります。この場合、35mmでした。ボルトを本締めするとパッキンが潰れますから2mmほど減じ、33mmとします。
次に、外した切り替え栓の全長を測ります。
先端の突起部を含め、40mm近くあります。
先ほどの筐体奥-ボルト先頭間はが33mmですから、7mm干渉し、有効通水路5mm確保として、突起部を除いた切り替え栓の有効長37mmとすると
33-37-5=-9
切り替え栓を、全長から9mm減じる加工が必要なことがわかります。
逆に、筐体奥から、浴槽ボルト六角穴の先端までの長さが41mm以上あった場合は、干渉せず通水路も確保できますから、切り替え栓の加工は不要なこともわかります。
つづく







