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PBX5 Bldg.

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今度は、新しいHX仕切板の加工です。

まず、連結したパイプ部全長を正確に把握するため、浴槽ボルトを本締めします。HX付属の一人施工用保持棒の六角部を差し込み、

穴にドライバーを差し込んで、手で軽く締め付けた位置からさらに1回転半締め付けます。浴槽パッキンを濡らしておくと、締め付け時のパッキン変形(はみ出し)を抑えることができます。


そして、切り替え栓先端より浴槽ボルト表面までの寸法を測ります。今回は35mmでした。

これに、前回切断DX-Aのパイプ先端部(切り替え栓に潜り込む部分)の長さ15mmを足すと50mmとなります。この50mmが改造後のパイプ全長寸法になります。連結嵌合代10mmとすると、HXのパイプは45mmで切断することになります。


HX仕切板の平滑面(浴槽ボルトと接する面)から、この寸法(45mm)の位置に印を付けます。



そして切断します。HXのパイプについていたOリングは、今回使いません。

つぎに、双方の部品をテーパー加工します。


DX-Aの先端部は、リーマーや半丸やすりなどで内面をテーパーにします。


HXの先端部は、今回テーパー加工が難しかったので段加工にしました。接着が困難なPOM樹脂ですので、表面は粗い方が有利です。


双方を連結(接合)します。今回は手持ちの都合でエポキシ系接着剤を用いましたが、シリコーン系のシーリング材も使えます。
このとき、連結部(パイプの段差)から、
仕切板の平滑面までが、前述のように35mm(本記事2番目の写真)になっているか、確認します。

接着剤、シーリング材が完全に硬化したら、DX-Aに付いていたOリングをセットし、浴槽ボルトに真っ直ぐ静かに差し込みます。



このとき、Oリングが浴槽ボルトの六角部に少し干渉して抵抗感があります。


このように、六角部通過時はギリギリです。切り替え栓とこの六角部を5mm程度空け、連結部材を面一にするのは、ここを流れる循環水がスムーズに流れるためです。



奥まで無事差し込めましたら、90%成功です。このように、矢印が真上になるようにセットし、


付属の固定ねじ3本で固定します。これで、改造作業は終了です。


給湯器の「ふろ自動」運転をしますと、このように正規の(下部両方より湯が出る)お湯張りが始まりました。戻り穴から湯が吹き出ることも、指を入れてしまう危険性もなくなりました。


フィルターキャップを取り付けて、完成です。前より薄型になりました。
今回の交換記は7回にわたりましたが、お風呂の循環アダプター交換で浴室の大がかりな工事が難しいかた、悩んでいらっしゃるかたに参考になればと、長くなってしまいました。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。

おわり


いよいよ改造作業です。
※注意
既設「循環金具DX型A」の樹脂(プラスチック)部品は、据付後20年以上経過しています。
そのため、材質が劣化している可能性があり無理な力を加えると、破損してしまう可能性がありますので作業は慎重に行ってください。ノーリツ社にも、補修用部品はもうないと思われます。


切り替え栓を加工します。

前回の計算で9mm切断することがわかりましたので、その分を切り落とします。


今回は設備屋さんからお借りしました「パイプカッター」という工具を使用しましたが、前述の通り部品が劣化、硬化しているのでパイプカッターのみでの切断は無理です。(割れてしまいます)金鋸などでゆっくり切断したほうが、良いかもしれません。
(借りてまでパイプカッターを使用したのは、私が真っ直ぐ(垂直)に切断する自信がなかったためです。)


パイプカッターで筋を入れたら、カッターナイフで徐々に切れ込みを入れていきました。


それでも、バリや細かな「欠け」が発生しました。


切断したら、目の細かなサンドペーパー(紙やすり)を使ってバリや細かな欠けを平滑に仕上げます。


9mmカットした、切り替え栓です。


切り替え栓の、扇形通水路の天面から、切断面まで寸法を測っておきます。(今回は15mm)
この寸法が、連結部品の長さになります。


加工後の切り替え栓は、外した時覚えていた(撮影した)位置に合わせて筐体に取り付けます。


HXの浴槽ボルトを仮締め(軽くねじ込む)して、ボルトの六角穴先端と切り替え栓先端との間隔が6mm(本締め前なので)以上確保されているか、確認します。


既設DX型Aの仕切板のパイプ部分を、オレンジ色のOリングを外してから、前述の切り替え栓奥行き寸法(15mm)と同じ長さに切断します。


こちらも劣化している可能性が高く、切断作業は慎重に行います。真っ直ぐに切断できる場合は、金鋸などでゆっくり切断したほうが良いかと思われます。


無事、先端部分を分離することに成功しました。


これにOリングを取り付け、改造後のHX仕切板とともに挿入すると、切り替え栓と面一になり収まります。


今度は、これを連結させるためテーパー加工と、HXのパイプ加工をします。

つづく


今回の交換改造で、考えられるのは

A:浴槽厚が薄い場合
切り替え栓を切断の上、長いHXのパイプを切断。既設DX-Aの仕切板のパイプ先端(Oリング部分)も切断の上、これをHXのパイプと連結する。

B:浴槽厚が厚い場合
切り替え栓にHX仕切板パイプのOリングが適合するように、内径19mm、外径25mmのドーナツ状の部品を用意し、これを切り替え栓に挿入し接着。


(イメージ図)
そして無加工のHX仕切板で組み立てる。

今回は、浴槽厚が薄く干渉するため、Aの方法で施工することにしました。


このような断面になるように、各部品を加工します。


拡大し各部の名称を記しました。
特に難しそうなのが、HXのパイプにDX-Aより切り取ったパイプを接合するところです。HXのパイプは、POM樹脂という接着剤がほとんど効かない樹脂です。


接合部分の拡大図です。接着が困難なため、双方をテーパー(斜め)に加工して嵌合させることにしました。嵌合部は、コーキング材を使えば水密は保たれますし、水流以外の力が加わる場所ではないため、この要領で改造に着手しました。

つづく