朝晩は冷え込むようになり、今日は冬に備え暖房の試運転をしました。エアコンも最近では暖房機としても使えるほど能力が向上してきました。以前電気屋さんから聞いたお話では、冷暖房ができるのをエアコン、夏場の冷房しかできないものはクーラーと呼ぶそうです。
先日より整理している箱の中から、我が家のクーラー1号機の銘板(型番や消費電力など書いてあるシール)と回路図が出てきました。

サンヨー製のクーラーでした。銘板にはエアーコンディショナーと書かれていますが、冷房と送風しかできませんでした。そして、運転音がとても大きかった思い出があります。錆びて壊れてしまい、処分する時に記念に剥がしていただきました。
このクーラーは室内機と室外機が一体となった「ウインド型」と呼ばれていた冷房機でした。現在でも、賃貸住宅などで窓枠に簡単に据え付けられる縦長の「窓用エアコン」がありますが、これは横型というか、みかん箱のような形をしていました。

お買い物の時見つけた、ウインド型クーラーです。このようにみかん箱を大きくしたような筐体で、この写真では壁に穴を設けて取り付いています(我が家もそうでした)が、本来はウインド(窓)へ据え付けるものだったそうで、昭和40~50年代、オフィス街を歩いていると、よくビルの上げ下げ窓からこのクーラーが飛び出していました。当時のビルは、暖房(スチーム)しかないことが多く、冷房はこのようなウインドエアコンやパッケージエアコンというタンスのような冷房機でした。

かつて新橋にあった、蔵前工業会館にもウインド型クーラーがありました。解体直前に撮影したため、取り外され枠だけのところもあります。クーラーを据え付けると、その窓が開閉できなくなってしまうのが難点でしたが、ほかの窓があるオフィスビルだからできた取り付け方法のような気がします。一般家庭では、クーラーで貴重な窓を潰すことができないため、壁に専用穴を設けたものと思われます。
現在の窓用エアコンは、薄型ですので据え付けたままでも窓の開閉が可能です。古い銘板を見ながら、空調機器の進化を感じました。