1970~80年代は、さまざまな新型時計が発売されました。70年代の終わり頃からデジタルクロックがブームになり、「針がない時計」に憧れて、組み立てキットなどが学校で流行りました。そして「デジタルは、カシオ♪」のテレビコマーシャルで腕時計もデジタルウォッチに変わっていきました。
すっかりデジタルになった80年代半ば、今度はそのデジタル文字盤すら見えない時計が登場しました。
三角形のピラミッドのような形をしていて、名称も"PYRAMIDTALK"というものです。上部の頂点を押すと、音声で「何時何分です」と現在時刻を発声しました。私は、おしゃべりする機械を身近で体験したのは、これが初めてでした。
底面には、デジタルの表示があって時刻やアラームのセット、簡易ストップウォッチなどの機能がありました。
今、お風呂の給湯器やブルーレイレコーダー、カーナビなど合成音声でお知らせする機器が多くなりましたが、この音声時計が出た当時は、画期的なことと驚きました。技術の進歩に感謝です。