かつて、トイレは暗かった… | PBX5 Bldg.

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トイレ。日常生活にとって、なくてはならない大切な場所です。昔は汚い・暗い・怖いなどと言われてきたトイレも、リニューアルやバリアフリー化で明るくて快適な空間へと変わりました。


お友達のブログで、懐かしいハイタンクの記事がありました。水洗トイレ普及期に多く見られたもので、天井近くにタンクがあり、鎖の先に付いた陶器製の引き手を引くと洗浄水が流れるものでした。トイレの発展を物語る、貴重な設備です。


私が子供の頃、賃貸のアパートに住んでいた時期があったのですが、そこの共同トイレが暗くて怖かった思い出があります。当時のトイレ照明は、「1CT小丸電球」というものが使われていました。現在お部屋にある照明器具の常夜灯のような明るさでした。共同で夜間点灯させておくので、5Wと消費電力の少ないことが理由だったかもしれませんが、当時は友達の一戸建てでもこの暗い電球の家が多かったです。その後、家庭トイレの電球は明るくなってきて、昭和50年代には40W程度にまでなり、現在では蛍光灯やLED電球も使用されています。


ところが、鉄道車両のトイレではその車種により、平成になってからも、かつての家庭であったような5W程度の暗い電球が使われていました。


PBX5 Bldg.-トイレの電球
写真は、今はなき急行用165系にあったトイレです。ストロボ撮影で明るく写っていますが、実際には画面上部にある小さな電球のみの、非常に暗い空間でした。壁面も、汚れが目立たないようにとご覧のような寒色系でした。私の知る限りでは、このような暗い鉄道トイレは蒸気機関車時代の旧型客車、111・113系などの近郊用、153・165系などの急行用でした。

一方、新幹線や特急列車のトイレは、明るい蛍光ランプが使われていました。列車の種別でトイレの照明が決められていたようです。

その後、113系など近郊用でも、保守が容易な全ユニット(FRP)トイレに改良され、照明も特急同様な蛍光灯になりました。