建物には、窓がありドア(扉)があります。HPやSNSなどで、彫刻に入った重厚な扉自体や、レトロなドアノブ(取っ手)や蝶番(ちょうつがい)を扱ったところはありますが、扉の上に付いているドアクローザ(ドアチェックともいいます)に関しては、それを販売するお店や、取り替え工事会社のHPはあるのですが、ドアノブや蝶番のような、その造形や歴史などを扱ったサイトが少ないのが残念です。
皆様もお家の玄関や会社、お出かけ先の商業施設などで、ドアの上を見上げると写真のような装置をご覧になったことがあると思います。私は自宅は別として、外出先でドアクローザと必ず出会います。
スプリングとオイルダンパーの作用で、ドアがゆっくり静かに閉まり、快適と安全を提供してくれている本機ですが、あまり注目されない原因に、ドアの上で目立ちにくい、横長の似たような無機的な形状もあるのではと思います。
私がドアクローザに興味を持ったのは、当時住んでいたマンションで、玄関の鉄扉で子供の指挟み事故が多発し、精密板金の仕事をしていた父が、同じマンションの友人知人宅に、ドアクローザを取り付ける、今でいうボランティア的な活動をしていたからです。子供心に、まるで自動ドアのようになった我が家の扉に驚き、この謎めいた装置をもっと知りたくなったのです。
(続く)