中学生の頃、近所の電気店から動かない壊れたテレビゲーム機を譲ってもらいました。
当時、東京12チャンネル(現テレビ東京)で「スーパーマリオクラブ」のようなゲーム番組「パッケル勝ち抜き選手権」(番組名は記憶なので曖昧です)が放映されていました。選手(子供)がテニスゲーム(BGMは天地真理の恋する夏の日だったような気がします)をプレイし、1週間勝ち抜くと賞品としてそのテレビゲーム機をプレゼントというような内容でした。その番組のスポンサーだった「パッケル測器」製のもので、番組が終わって1年後でした。
前オーナーが壊れて腹が立ったのか、筐体のプラスチックは割れていて、内部の基盤も一部欠けていましたが、幸いに中心部は大丈夫でした。そこで基盤の周囲を切断し、新たに配線し直しました。
当時はゲームごとに専用チップで製造されていました。
右側の丸いのはゲームパターン切り替えスイッチでし
たが、折られていたため裏面より直接配線し直しました。
筐体はお煎餅のプラスチック箱を流用して組み直し、テレビと電源につないで恐る恐るスイッチオン!すると、あの番組と同じゲーム画面が映りました。ビデオデッキもなかった我が家では、テレビの画面を自分で操れるというのは画期的なことでした。音は「ピ」と「プ」しかなく、番組でゲーム音よりBGMの歌が大きかった意味がわかりました。
その後友達と、番組同様の対戦を繰り返すうち、お煎餅の箱もひびが入ったり割れてきたのと、街でインベーダーゲームが流行ってプレイしなくなり、ガラクタ箱に。数年後の高校生の頃、私にとって初めてのテレビゲームだし、捨ててしまうのはもったいないと、筐体を新調して再度作り直しました。
ビゲーム機です。当時出始めた、折り曲げ式ケースで
組みました。
新しくなった筐体で、高校時代の友達とプレイしましたが、すでに多機能なカラーゲーム機が出回っていて、白黒で単機能な本機は思い出ネタ位で続かず、再び箱にしまわれ長い眠りにつきました。
先日、約20数年ぶりに箱から出てきました。操作するパドル(コントローラー)は行方不明になってしまいましたが、テレビにつないでみました。
しまいましたが、実際には真っ黒な画面で、パドルがあ
ればボールを打ち返す棒が現れます。
リアルな次世代ゲーム機やパソコンゲームの現在、この画面と音で感動したあの頃が懐かしく、また技術の進歩を感じました。パドル(単なるボリュームだったような気がします)があれば良かったのですが、会社も資料もない現在となっては、プレイはできず画面で懐かしむしかなさそうです。
※ゲームパターンは6種類で、テニス、サッカー、コの字型打ち返し(名称失念)、射撃2種(専用の銃が必要)でした。


