東京、浅草松屋デパートの屋上遊園地が閉鎖されてしまい、子供から大人まで楽しめるデパオク(デパートの屋上)が少なくなって寂しいですね。
その松屋デパートのそばでは、東京スカイツリーの工事が着々と進められています。スカイツリーや東京タワーは電波塔ですが、私たちに一番身近なのは、展望台ではないでしょうか。都会の展望台というと、前述のタワーや超高層ビルを思い浮かべますが、昭和30年代頃は、デパオクが「展望台」の役割をしていました。当時はビルも少なく、そのビルも建築基準法で高さが8階建て程度に制限されていました。
そこでデパートの中には、屋上(遊園地や庭園)よりさらに高くなっていた塔屋(エレベーターの機械や給水タンクがある)の上に柵を作り、双眼鏡やそこまで上がる専用階段まで取り付けたところがありました。
写真は、今も痕跡の一部が残っている上野・松坂屋のデパオクです。かつては、ここからこの階段を上がって、塔屋の上にあった展望台へ行けたようです。
で、この階段を上がって最上部の展望台へ・・・
屋上から、さらに3階分くらい上がると展望台だったのでしょうか。最上部にある高い柵が、当時展望台だったことを物語っています。東京タワーより先か後かはわかりませんが、周辺ではここが一番高い場所だったことでしょう。
銀座にある松坂屋では、昔の映画で実際に展望台に上がっているシーンがありました。また、日本橋の三越には、今は閉鎖されていますがシンボル的な展望塔が現存しています。
デパートでお買い物をしたら、屋上に上がって当時の賑わっていた風景を想像してみるのも、楽しいですね。

