3月26日(日)
真冬並みの寒さに戻ってしまったような寒い一日。

昇段・昇級審査会が行われた。

気掛かりだったのは、幼年部の子供たち。

オレンジ帯の子は上手なので安心して見ていられたのだが、白帯の受審者たちは手の掛かった子供たち…(手足が反対、やることが違っていたり、気合いが出ていなかったり、一つ覚えるとその前に出来たことが出来なくなっていたり…)

まぁ、今時手がかからない子の方が珍しいのだが…

まるで親のような心境で見ていたが、みんな良く出来ていてホッとした。

今回、小学生達も直前まで癖を直しきれなかった子供たちもいたが、全体的には良かったと思う。

しかしこれは、平均値と言う意味であり、際立つ技、動きをする者はいなかった。今後の変貌に期待。

今回は前日の千葉県大会に出場した子供達が何人か受けていて、試合の翌日に審査となれば、身も心も大変だったと思うが、そんな中を良く頑張った。

上級者になれば、必然的に求められる技量、空手に向き合う姿勢などハードルが上がり、受審者も少なくなる。

今回、茶帯や緑帯の受審候補者はたくさんいたが、稽古状況を見てダメ出し連発。結局、緑帯が2名、茶帯はゼロだった。

中には試合でコンスタントに結果を残している子供達もいたが、そこだけで受審させることもなければ合否判定もしない。

礼節、基本、移動、型、組手に加え
基礎体力のどれかが欠けてもダメ。
上級ならば、己の課題に向き合う姿勢、自分本位だけでなく、小さい子の面倒を見たり、後輩達への指導(アドバイス)なども出来なければならない。

今回、昇段候補者も5、6名いただけに残念だった。

そんな中で昇段審査会には遠藤 啓峰 指導員が一人受審。


彼が小さい頃に入門してから16年もの間、一緒にやって来て紆余曲折を知るだけに本当に感慨深いものがある。

今は稲城道場の責任者として、後進の指導にもあたっており、この日は20人組手の応援にたくさんの道場生、保護者が詰めかけた。

現役選手なので、素手素足で1対1のガチで対戦。相手をするのも茶・黒帯の選手達。

静粛なムードの中、落ち着いた静かな立ち上がり。間合いの操作と要所で相手の攻撃を身体を振りながら躱し、技を当てて行く。

序盤こそ、そんな感じであったが、ウチはインファイターが多いので、やはり打ち合いの展開になる。

畳み掛けようとする相手の攻撃を寸断する動きで、人数をこなして行く。
後半に押され、足にダメージを負う場面もあったが、気迫で完遂。
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(教えでいる稲城道場生たちと)

最後はみんなで胴上げをして労う。





他の受審者たちも刺激を受けて目標を持って頑張ってもらいたいと思った。

次回は年に一度の公認審査会で範士に見ていただけるよう、精進してもらいたいと思う。