合宿最終日の今日はノルウェー道場生達の審査会が行われた。

子供から大人まで40人ほどが受審。

子供達は最上級でも黄帯。一般は白帯から各色帯がまんべんなく受けていて初段を受ける茶帯が一人と三段を受ける人が一人。

日本と違ってどんな感じかなぁ?

って思っていたら、我々日本人が審査会を進行することに…

外人からしたら日本人(日本式)にやってもらった方がいいらしい。


で、準備運動、基本、移動の進行を自分がやることになった。
ノルウェーでは帯レベル別にどんなことを規定にしているかがまったく分からなかったが、内容は任せるということだったので、昨日の動きから内容を考えて、子供達は分けてやることにした。気合いが小さすぎ(というか出してない子供がかなりいた。注意を促して何度かやり直す)


一般初級も壮年部もいたので、できるだけ初級向けの内容でおこなった。
かなり道場生は緊張していた様子が表情からよくわかった。

時折、柴田師範の技術アドバイスが入る。


一般中上級グループは回転や複合的な連続動作を入れておこなった。



型・補強は纐纈君が担当。子供達、初級者達は力感も気合いもない。
纐纈君が「ウチの道場だったら帰れ、と言われるぞ!」と英語で注意する。

中上級者はそれを聞いて 一層頑張っていた。
補強はそんなに回数が多くなかったが、基礎体力の無さを危惧した柴田師範が注意、帯ごとにやり直しと追加が告げられた。(ちなみに大石道場はこの5倍の回数をこなす。)

みんな顔を真っ赤にしながら、声を上げながら頑張った。(外人特有のすぐ諦めるというような人はいない。そこは日頃からビヨン先生達の指導の賜物だろう)


そしてスパーリング、黒帯の30人組手が行われた。女性指導員で組手スタイルは日本人に似ていた。相手は女子が務め、最後に纐纈チャンピオンがサプライズで相手をした。


その後は茶帯が10人組手を行い、こちらは茶帯黒帯勢が相手で初めから果敢に打ち合う。
こちらも最後に纐纈チャンピオンが相手をした。倒さないように気をつかいながらも厳しさを教えるかのような組手。

最後は大声援に包まれて完遂。よく頑張った。


かくしてノルウェーサマーキャンプ8回に及ぶ稽古プログラムが終了。


夜は8時からトロムソ道場でサヨナラパーティーが開かれた。


ノルウェー国内だけでなくフィンランド、ロシアからも参加していた人達とも一緒に食事をして楽しい時間を過ごした。
(言葉がわかったらもっと楽しいだろうなぁ、と痛感)