クロノジェネシスが凱旋門賞にエントリーしています。
ライバルのスノーフォールがヴェルメイユ賞を落としたようです。
これでわからなくなりましたね。
クロノジェネシスの募集時、私は評価できなかったです。
首が細く見えたのと、当時、こだわっていた飛節に
インパクトを感じなかった為です。
この馬体は超難易度が高いです。
白毛もそうですが、芦毛の馬は難しい。
馬体評価は輪郭と筋肉の盛り上がりで評価します。
輪郭は問題ないですが、
筋肉の盛り上がりは、濃淡で評価します。
つまり、光と影。
白毛、芦毛はこの光と影が付きにくい。
飛節は大きさではなく、締りであることを
この馬が教えてくれました。
あと、牡馬と牝馬の馬体の違いで混乱するのは
2つあります。
一つは首。
牡馬でこの細い首だと、まず、
一線級では戦えません。
ある程度の根元の幅が必要です。
どういうわけか牝馬はそうとは限らない。
もう一つは体幹(腹)の形です。
牡馬の場合、キ甲から前脚の付け根まで深く、
さらにウエスト(脾腹のところ)の深さも必要ですが、
牝馬はウエストが細く見えても構わない。
人間みたいですね^^
これに飛節の見方を加え、3点を修正すれば、
素晴らしい馬体となります。
特にこの馬はキ甲、胸、腹のあたりの造りが素晴らしい。
また、トモが異常に深い。
また、繋ぎの造りが完璧です。
馬体評価で大事なのは、自分の馬体の見方の
基準をしっかり持つこと。
そうすれば何を勘違いしたかすぐわかりますし、
次はそこを修正すればよい。
今なら88点はつけれそうですが、94点はやはり
難しい。
まだ、何か見えていない部分がありそうです^^