サンデー毎日のエッセイで、{抱えきれずにこぼれ落ちる弱さを、そっとすくい上げる言葉の薬}という見出しで、↑の本が紹介されていた。
著者の若松英輔は、Eテレの「こころの時代」で何回か見聞きしていた。やわらかい物腰で、あたたかく語る印象が浮かぶ。
図書館で借りて読んだら、身体が潤う。
返すのがもったいなくて買おうかなと思ったが、ふと知人が「源氏物語」を全巻ノートに書写したというのを思い出した。
私も、この本を書き写そう、と思い立った。
次に借りる人が入っていないのを幸い、返却期限を何回も延ばしてようやく写し終えたヽ(^o^)丿
写しながら途中何回か目が滲んだ。
いくつかの箇所にクレヨンで色を塗った。
言葉が私を包んでくれる。
亡くなった人は先に行っただけ。思い出すのはその人が訪れてきたのだ。
死の先は無ではない。
↑ 今朝のサンゴ花。こんなに増えた