1.8MHz 用のアンテナを張ったのが2023年7月でした。
実際に運用してみて感じたことをメモって見ました。
使ったアンテナは
’23・07・14~'24・11・12
はEFHV(電圧給電型マルチバンドツェップ) フルサイズ約85m
地上高約16m 水平 ほぼ1直線
延べ81局と交信
’24・11・14~’25・01・28
3/4λ フォールデッド ダイポール 全長108m スペーサー間隔60㎝ 給電部インピーダンス60Ω
地上高16m 水平 1直線
延べ120局と交信
南北に張っていますが西側は直近に山があるので完全にブロックされています。
運用時間は殆どが20時から21時までの1時間
時間が許せば若干時間を延長したこともあります。
どちらのアンテナも市販されていないので完全自作になります。
どちらかというとどちらのアンテナも飛びはそこそこ良いのですが”耳”が追い付いていない感じです。
相手のアンテナにもよるのでしょうね。
1エリアで2~3局でラグチューされているのですが微かに入ってきますがよく聞こえません。
それと局数が少ないです。
北海道や九州(鹿児島・沖縄)が聞こえてきません。
このエリアの方がCQを出されれば呼んでいる局は多分聞こえるのでしょうが交信自体を聞いたことが無いです。
北海道は移動局がいたので交信はしています。
感覚的に短縮されたアンテナはフルサイズに比べてやはり信号は弱い気がします。
3.5MHz~ではそんなに感じたことは無いのですが1.8MHzではそう思いました。
私の運用時間のみの現象かもしれませんが1.84~1.87MHzくらいの間で強力なビートのような雑音があります。
帯域幅は2~3kHzなのですがこの雑音がかなりゆっくりですが動いています。
今までの無線機だと気が付かなかったでしょうが、スペアナ?のような画面で見るとはっきりと分かりました。
その近傍で電波を出すとその雑音が出した周波数によって来たり逆に離れたりします(電波を出しているとき)
困った雑音です。
時間によって動くので私が出ている周波数に近づいてきたら周波数を変えるようにしています。
2種類のアンテナを使って感じたのですがツェップは使いにくかったです。
当然アナライザーを使って長さを調整して同調周波数を合わせてはいるのですが、実際に運用を始めると同調周波数が下だったと思うのですが動いてしまいます。
無線機のチューナーやカップラーもあるのですがかなり気になってしまいました。
私の環境がかなり特殊なのですが、県が山を削って擁壁を私の無線小屋の裏に作りました。
今までは山の木が邪魔になって1.8MHzは張りにくかったのですが擁壁になったのでその上にポールを立ててダイポールを張ることにしました。
長さを計ったら100m以上は取れるので思い切って3/4λ フォールデッドダイポールを張ってみることにしました。
計算上では120m程度になるのですが、若干短くなることは経験上分かっていたので多分行けると踏んで作りました。
折り返し型のアンテナで片側55m程度になるのでエレメントは当然アルミ線です。
それでも張れるかどうか不安でしたが問題なく張れました。
給電部はフジインダストリーのポールを小屋の上に(給電部)、両端は材料屋さんで買ってきた50と45φ(2t)の4mのアルミパイプをつないで(6063材)滑車で上げています。
途中での支持をしなくてもほぼ水平に張れています。
50Ω同軸給電ですが給電部インピーダンスは約60Ωでした。
トランスを使って50Ωにしています。
カップラーも入れてはいますが今はスルー状態です。
3.5も7MHzも同様の方法で調整しました。
全てカップラーを通していますがスルーで使っています。
運用中は反射電力を監視しながら運用していますが、反射電力はほぼ0で気持ちよく運用ができています。
今のところ聞こえてきた局は全て交信できています。
聞こえてこなければ交信できない・・・実感しています。
現在IC7300 100Wの運用ですがリニアアンプは不要と思っています。
1.8MHz SSBを運用してみて感じたことを取り留めも無く書いてみました。
3/4λ フォールデッド ダイポールですが7MHzについてはヤフオクに出しています。
1.8と3.5MHzについては出す予定はありません。
給電部やエレメント・スペーサーは作る事が出来ますが、組み立てるととてもかさばります。
エレメントをご自身で組み立てられる場合は頒布は可能です。
給電部(製作済み)・エレメント4本・スペーサー(必要数)給電端(2個製作済み)・あと必要な部材をお送りできます。
本当に自作アンテナ・・という感じです。