正三角形 デルタループ その2 | JK3QBU と ILZ

JK3QBU と ILZ

オキナインコ と アマチュア無線のアンテナ製作

ダイポールに使うバランは皆さん1:1を使っておられます。

左右に同じ長さの線を張ればSWRは1.3位には収まっているようです。

 

しかしデルタ ループは1:1のバランではSWRが2とか3になって使えません。

ある程度知識があればトランスを作ってSWRを合わせることが出来ます。

しかしデルタループの形状や張る環境によって給電部インピーダンスは一定ではありません。

それなら誰にでも比較的簡単にデルタループが作れるバランを作ってみよう・・

という事でタップ式のバランを作りました。

1の所で対応するのは100Ω

4の所では200Ωです。

2と3はその間おインピーダンスに対応します。

 

 

デルタループの形状は全て正三角形にしました。

前回測定していなかった7MHz 正三角形デルタループです。

底辺は地上高1.5m位です。

かなり傾斜型になっています。

エレメントの捩じり止めに金具を入れています。

 

この金具ですが商品名はホームセンターでスイベル

インコ屋さん(?)で買う時はナスカンと言って買っています。

インコが勝手に扉を開けるのでそれを防ぐ鍵として使っています。

どちらで買っても300円程です。

周波数を調整する部分です。

碍子の先に透明チューブを入れています。

透明チューブを動かすことによって周波数を調整できます。

こんな感じです。

調整する短時間ならチューブは動きません。

以前は線を切ったりつないだり非常に手間がかかったのですがこの方式にしてからは調整は非常に楽になりました。

チューブは短時間

なら摩擦で動くことはありません。

調整が済んだらインシュロックで止めておきます。

インシュロックは1~2年で壊れる可能性があるので針金などで止めていただく方がいいかもしれません。

 

 

 

7MHz用のエレメントで測ってみました。

タップは1です。

 

 

 

チューブを動かして周波数を調整してみました。

これでも十分なSWRですがタップを変えてみます。

 

タップを2にしてみました。

SWRが理想とする1.0になりました。

ついでですからタップを3にしてみます。

少し悪くなりました。

タップは2がベストのようです。

 

順次エレメントを変えて各周波数で測ってみました。

ほぼ満足できる値になりました。

 

ヤフオクに出品するデルタループはこのバランで出品することにします。