マルチバンド ツェップ 1.8MHz短縮型 の帯域幅 | JK3QBU と ILZ

JK3QBU と ILZ

オキナインコ と アマチュア無線のアンテナ製作

表題にあるように1.8MHzの短縮型エレメントで帯域幅を測ってみました。
この画像で気が付いたのですが、SWR値が少し高いのです。
ディップ点は一応1.86に合わせているので、周波数は少しズレてはいるのですがね。
 
1.8MHz帯のエレメントで作業する場合は、インピーダンスを測る関係上1.8MHz用の同軸ケーブルを使っています。
しかし今回は7MHz用の同軸ケーブルを使っていました。
 
とりあえず全周波数を測ってから同軸ケーブルを1.8MHz用に変えてみました。
エレメントの長さは1.86MHzに合わせています。
周波数を変えた場合でもそのまま測定しています。
 
 
SWR 値が下がっています。
7MHz用の同軸ケーブルと1.8MHz用の同軸ケーブルで測定値がどの様に変わるか測ってみました。
 

 

    同軸ケーブルの長さとSWR値    
               
  7MHz用 1.8MHz用   7MHz用 1.8MHz用
1.800 2.7 2.1   1.913 2.2 2.1  
3.500 1.3 1.3   3.805 3.0 2.1  
7.000 1.6 1.2   7.200 1.4 1.1  
10.000 2.5 1.8   10.150 2.6 1.8  
14.000 3.0 1.8   14.350 2.9 1.8  
18.060 2.5 1.7   18.175 2.5 1.7  
21.000   1.5   21.450 2.0 1.5  
24.890 1.6 1.3   24.990 1.6 1.3  
28.000 2.0 1.4   29.700 1.8 1.3  
50.000 3.5 1.6   54.000 3.5 1.6
 

表が上手く張りつかなかったので少し見難いのですがお許しください。

 

 
左が測った周波数 次が7MHz用同軸で測った値でその次が1.8MHz用で測りました。
表がずれているのですが右側は同じ周波数帯で上限の周波数で測っています。
空白の欄がありますが測り忘れです。
 
結論ですが、短縮型エレメントでもなんとか全周波数帯で使える。
同軸ケーブルは長い方がSWRが下がりやすいということでした。
 
因みに使った同軸ケーブルは3D2Vで
7MHz用は約13.5m    1.8MHz用は約50mです。