オークションに出品しているG5RV のアンテナを使ってテスト運用してきました。
実際の設置の仕方の参考に成ればと思います。

移動運用に使う、ボロな軽四です。
オリジナルのタイヤベースを軽四で踏んで、ポールを立てます。
このポールも私のオリジナルでフジ・インダストリー製なのですが小屋に立てていて台風で倒れたものの再利用です。
使いやすいところだけ抜き出して使っています。
壊れた所はフジインダストリーから補修部品で買いました。

立てた状態でタイヤベースのフック・ボルトを外します。
皮製のポシェットにはネジが入っています。

ポールが横に倒れるんです。
ポールを伸ばしたら9.6mありますので、立てた状態で伸ばす事は難しいんですよ。

ポシェットからネジを取り出します。
このために買ったポシェットじゃないのですが安かったので使っています。
たつの市は皮革の町なんで安く買いました。

このようにネジを取り付けます。
ワンタッチでロックできるのもありますが、貧乏なので買えません。
けどこれでも十分です。

ポールが伸びた状態です。
5本つなぎで全長9.6mです。
8m位と思っていたんですが意外と長かったです。

ポールの先端にはこのような切り込みを設けています。
再利用ですからこれ位の切り込み気にならないで直ぐやってしまいます。
そこに滑車を取り付けた金具を取り付けます。

滑車を取り付けた状態です。

タイヤベースにはこのようなフックを取り付けています。

ロープに取り付けたもう一個の滑車をフックに取り付けます。
これでポールへのロープ取り付けは終了。

ロープが付いたポールを起こしてやって、フックボルトを締めれば完了です。
ロープはご覧のようにループ状にしています。
こうしておけば給電部を上げた時にロープは邪魔になりません。
ここからはアンテナ・・G5RV・・の取り付けです。

300Ωのリボンフィーダーとエレメントは分離できる様に加工しています。
まず、300Ωのリボンフィーダーをロープに取り付けます。
丸環ボルトを取り付けているので簡単です。

次にエレメントですが、片側14m強で両側で28mくらいに成ります。
真ん中で塩ビパネルを使って繋ぎ合わせています。
ここに同軸ケーブルを繋げばダイポールです。

エレメントを蝶ネジで300Ωのフィーダーに繋げば完成です。
簡単なものです。
オリジナルのG5RVはどうなっているのか知りませんが飛べばいいんです。

ロープを引っ張り上げれば給電部高さ9.6mのG5RVが上がりました。

そのままだと落ちてくるのでロープに儲けた輪っかをタイヤベースのフックに引っ掛けて完了です。

エレメントの端は特製碍子(水道パイプ)にS字フックでステー用ロープを取り付けます。

エレメントを張った状態。
エレメントは全く写っていません。
ごめんなさい。

ポールは9.6m リボンフィーダーは11m強ですからリボンフィーダーは地面についています。
同軸ケーブルも地面です。
設営終了です。

3.5MHzのSWR
内部チューナーで落ちるかどうか微妙です。

7MHzです。
大抵内部チューナーで落ちるでしょう。

10MHz 内部チューナーでは多分無理。
外部チューナーが必要でしょう。

14MHz バッチリです。

18MHz 内部チューナーでいけるでしょう。

21MHz 外付けチューナーかな?

24MHzはOKです。

29MHz これもOK

50MHz もOKです。
結果、7,14,18,24,28,50MHzは内部チューナーを使用もしくは使わないでもQRV可能です。
3.5MHzは微妙・・
10,21MHzは外部チューナー使用(カップラー)です。
同軸の長さによっても若干変わってくるのでご自身で試してみてください。
ついでですから7MHzで1局交信してきました。
相手は10w ダイポール。
こちらは50w G5RV です。
いい加減な写し方ですがごめんなさい。
内部チューナー使用で見かけ上SWR=1.0に為っています。
それにしてもこれだけ関西訛りがある喋り方をしていたとは・・