
3.5MHzはハシゴ給電を使っています。
同軸ケーブル全盛の時代このような時代遅れの給電方法をやっている方は本当に稀です。
しかしハシゴはハシゴでメリットもあるんです。
ハシゴ給電ですから直接無線機にはつなげません。
カップラーが必要です。
私はMFJの989Cと言うのを使っています。
これは古い型で新しいのがでています。
少し高価です。
左側の2個のダイヤルはバリコンのつまみですが、センシティブだったのでバーニャ・ダイアルに変更しています。
これは変更して正解でした。
カップラーは購入する気は全く無かったのですが、変更検査を受けるとき検査官が「出せる周波数全て検査を受けるように。」と言ってきました。
申請は3.5MHzと7MHzだけでした。
そういわれてもアンテナがありません。
タワーがあるのならマルチバンドの八木を検討するのですが、アルミポールが1本だけ屋根の上に上がってますから「どうしよう?」と悩んだ末にロングワイヤーで対処することにしました。
それで必要になったのがMFJ-989Cです。
アースを打ち込み(何本か)、適当な長さのワイヤーを張って検査を受けた次第です。

今は3.5MHzのハシゴ専用に使っています。
一番左がハシゴの入力端子です。
お気づきか分りませんが、ハシゴの間隔は入力端子の間隔なんです。
いい加減と言えばそうなんですが、こんなもんでもOKです。

ハシゴの間隔を保持するのに使ったネットです。
ホームセンターの農業資材の所に売っていた、プラスチックのネットです。
マスを2個使えばちょうど入力端子の間隔になります。
このネットを切って、銅線を這わせてインシュロックで固定しています。

室内側から見た、外側のハシゴの接続部分です。
3mm程度の塩ビシートを買ってきて、サッシの枠に合わせて切っています。
のこぎりで簡単に切れます。
ハシゴを入れるところは力がかかると思って2重にしています。
外側のハシゴと内側のハシゴをネジで止めています。
何も難しく考えないで作りました。
ついでに下側は同軸の引き込み部分です。
丸穴を開けてそこに下水道のパイプを入れてやりました。
力が直接塩ビパネルにかからないようにしただけです。
従来のサッシの鍵が使えないので、そこは何か考えてください。
私のハシゴを部屋に引き込んだやり方です。