家では144/430 のFMを運用しています。
と言ってもたまにですが。
使っているアンテナは Cubical Quad (キュービカル クワッド)です。
ブーム長は2m 144が6Ele 430が12Eleです。
私の住んでいるところはどちらかと言えば谷あいで、東西に山があります。
北にも中国山脈があるし、唯一開けているのが南です。
西は全くダメですが、その西の山に反射させて東へ飛ばしています。

コンパクトなアンテナを狙いました。
スタック幅は2mです。
画像ではよくわからないかと思います。

これは単体のみの形状です。
中に430MHzのエレメントが入っているのがわかると思います。
現在は無線機の不調により430の運用はしていません。
意外とサイドが切れるので重宝しています。
このアンテナで北海道、沖縄と交信できました。当然Eースポですけどね。
HFではこのアンテナを結構使っておられますが、U/Vでは聞いたことありません。
メリットとしては
① とにかく軽い。
② 作るのが簡単。
③ 受風面積が小さい。
です。
デメリットは今のところ感じておりません。
このアンテナを、巾2mのスタックとして使っています。


左がスタックにした時の形状です。
右側は単体でのビームパターンです。(145.0MHz時 シングル)
6エレですからこんなもんです。
以前あるOMと話をしていたとき、「貴方のアンテナはワイヤーばかりですね!」
と言われたことがあります。
そういえばこれも言われていればワイヤーですね。
0.8mmのステンレス線をエレメントに使用し、スプレッダーはおなじみのダンポールです。
素材自体が軽いので、ブームも20mm位の1mm厚のアルミパイプです。
本当に軽いです。

デメリットは無いように書きましたが、設計がめんどくさいです。
なにせ1本のブームに2Band 乗せるのですから、他のバンドの影響を受けてしまいます。
このアンテナにしてから10年程度経過していますが保守は一度もしていません。
このアンテナの前は、給電部にΓーマッチ(ガンマ マッチ)を採用していたのですが、使ったコンデンサ(同軸ケーブルを流用)が3年ほどで傷んだので、設計し直して 50Ω直接給電を行なっています。
ループ系アンテナですので、コモン電流は無い との判断です。
スタックにしてますから、当然分配器が必要となります。
これもホームセンターで5C の同軸ケーブルを買ってきて自作しました。
機会があれば分配器の作り方も(同軸ケーブル 及び同軸管)記載します。
すみません。
分配器ですが 5Cで作ったと思い込んでいました。
画像で見れば、銅パイプで作っておりました。