定位置にも限度がある | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです

思いつくままに書いており時系列順ではありません

あらかじめご了承ください

 

ボランティア活動などで

よくご一緒になるご婦人

おられます

 

 

 

そのお一人は

主人が外に出ないので

困っています

買いものに連れ出しても

家に帰ると定位置に

戻ってしまうし」

 

定位置とは

テレビの前だそうです

 

「趣味にでも熱中しているのなら

良いんですけど・・・」

 

 

もうお一方は放置主義

 

一日中外出されていることもある

活発なご婦人です

 

「主人には

カップ麺でも食べさせておけば良い

かなりな「仕打ち」かも

 

ただ

ご夫婦それぞれですから

立ち入っても仕方がありません

 

 

定位置といっても

義父の場合は深刻でした

 

四畳半の和室に籠ったまま

 

洗面所とトイレは

部屋の正面にありますので

移動は数歩

 

多分万歩計をつけていても

一日100歩にもならないでしょう

 

 

 

しかも

ドアノブの内側には

紐がつけてあって

寝たままでも紐を引けば

ドアを閉めることができました

 

 

義母

一応食事を作りますが

義父が来なければ

捨ててしまう

 

 

 

義父も気が向かなければ

部屋に籠って酒を煽る生活

 

 

 

誰が見ても

破綻すると予想がついたでしょう

 

 

 

たまに顔を出す親族には

極めて異常な光景

 

しかし

同居している夫婦にとっては

慣れた世界です

 

 

 

習慣とは怖いもので

慣れてしまえば

異常と頭では分かっていても

流してしまうものなのです

 

 

ですから

気になるのであれば

実家の定点観測は避けられません

 

 

 

逆に

介護に手を染めたくなければ

放置するのでしょう

 

 

 

さて貴方は・・・