このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです
思いつくままに書いており時系列順ではありません
あらかじめご了承ください
何度も書きましたが
義父は
義母によって
畑仕事を取り上げられました
日課作業が消えてしまったのです
日々の目的がなくなりました
外出する必要もありません
それでも
毎日散歩する場所があれば良いのですが
東京、大阪などの大都会とは違い
歩き回れるような場所もありません
本題とは離れますが
これは重要なことです
私的には
自分が生まれ育った神戸の街を
あてもなく散策するのは
この上もない道楽です
都会には
必ず何か新しい発見があります
ただ
とくに車社会の中部地区では
面で繋がっている町はめずらしいのです
つまり
無目的に歩き回れる場所が少ない
地域の抱える
これからの課題なのでしょう
話を戻します
外出の必要がなくなった義父は
当然のことながら
家にいる時間が長くなります
平屋一戸建ての自宅では
夫婦の距離は短い
いつも顔を合わせていると
何かとトラブルは起きがちになります
そして
義母は別居を選択
投薬ミスで暴言を吐いたかどで
義父は特養に幽閉されました
ここでは何が問題なのでしょうか
一番の誤りは
義母が無意識に
義父を自分の支配下にあると勘違い
していたことです
義母が畑を所有者に返した理由は
「高齢になった夫が
毎日畑仕事に出るのはみっともない」
といった世間体だったのでしょう
つまり
夫の健康や肉体的な限界からでは
ありません
そう
義父本人は
畑仕事が出来ていたのです
ただ
こういった限界は
本当に判断しづらいのです
他人に迷惑がかかっていないかという
一つの目安はあります
しかし
こればかりは
他人から苦情でも来ない限り
わかりません
これには実例があります
ある定例の飲み会で
座長として慕われている方が
おられます
先月の話ですが
突然「引退」を発表されました
理由は
「家族から
『あなたは慕われていると思っているが
皆さんは迷惑している筈
いいかげんに気づいたらどうか』
と迫られたから
即
メンバーによって
「引退」は「否決」されました
また次回も
見えることでしょう
できればメンバーのどなたかが
ご家族に連絡してあげるべきなのかも
しれません
これは大切なことです
他にも
ある展覧会の幹事をしていて
ご家族から
「もう皆さんに迷惑がかかるので
今年は出展を見送らせたい」
との連絡を頂きましたが
御本人はやる気満々でした
貴方がご高齢で
ご家族から外での活動を
やめるように言われたのなら
ご家族に対する「証人」を立てることを
お勧めします
これは大切な仕掛けです