介護の流れすら知らないから | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです

思いつくままに書いており時系列順ではありません

あらかじめご了承ください

 

主介護者になって間なしなのに

ケアマネさんを怒らせた親族

 

昨日お話しました

 

 

 

本人がしでかしたのは

「仕事で電話に出られないので

連絡はメールでお願いします」

そう一方的にメールを打ったこと

 

 

 

おそらく

「なんでこんなことで

トラブルになるのか」

 

本人に伝えても

非は認めないでしょう

 

電話がかかるという事態を

何も理解していないからです

 

 

 

介護経験がおありの方は

もうお分かりでしょう

 

 

ケアマネさんが対応してくれるのは

主として在宅介護です

 

 

 

介護プランを立てるためには

被介護者の生活実態

把握しなければなりません

 

 

 

そのため

毎月訪問して近況を聴取します

 

そこには介護者も同席しなければ

なりません

 

 

そして

次月の訪問日を決めます

 

つまり介護者

少なくとも月に一度は

被介護者の自宅

つまり

ほとんどの場合

実家を訪れなければなりません

 

 

 

これが入所介護になると

施設内のケアマネさんの対応になります

 

被介護者の実態は把握されています

 

むしろ介護者よりも正確です

 

 

施設ではカンファレンスがあり

2~3か月に一度

介護者も交えて

今後の介護プランについて話し合います

 

介護者は

入所施設を訪れることになります

 

 

 

カンファレンスの日程については

電話で通知される場合が多いのですが

たいてい施設の都合に合わせる形になります

 

 

 

 

どうしても介護者の都合がつかない場合は

日程を変更することも可能

 

ですが

電話で通知された時に

決めなければなりません

 

メールでやりとりしている時間は

施設側にはないのです

 

 

 

一方で

在宅介護の場合は

電話による打ち合わせなど

基本的にありません

 

 

 

電話がかかってくるのは

緊急事態が発生した時です

 

緊急事態には

被介護者が介護を拒否した時も

含まれます

 

あるいは

デイサービスなどで

他の利用者との間で

いざこざが起きた時なども

電話がかかってきます

 

 

 

いずれにせよ

メールでやりとりしている暇は

ありません

 

 

 

問題によっては

介護者がすぐ来るよう

要請されることもあります

 

 

 

こういった流れを理解していないので

「電話に出られないからメールで・・・」

などと悠長なことを伝えるのです

 

 

ケアマネさんには

いちいち教育している暇はありません

 

ですから

「このような介護者はお断り

あとは良しなに」

ということになるのです

 

 

介護者が説明を求めたところで

そもそも仕組みが理解できていない

 

ケアマネさんは

「この介護者では無理」

結果的に

突き放すような対応になるのです