親に対して好奇心を持つ | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

親御さんの「歴史」

ご存じのようで

ご存じないのでは

 

 

 

「今さら訊いても・・・」

 

でも訊かないよりは良いのでは?

 

 

 

親御さん御自身のことが訊きづらいのなら

親族のことなどでも良いでしょう

 

親御さん自身が

浮き彫りになってくることもある

 

 

実の親は難しいとしても

義理の親なら訊きやすいかも

 

 

 

もともと

赤の他人だったからです

 

 

 

自分のことに興味を持たれるのは

まんざらでもない

 

親御さんも嬉しいでしょう

 

 

 

この情報蓄積

介護では大切になったりします

 

自分自身は助かりました

 

 

 

長野県から

身一つで出てきたこと

 

戦時中は海軍に所属していて

横須賀にいたこと

 

そして

何を趣味にしてきたかということ

 

そういったことを繋げていくと

これから何がしたいのか

知ることが可能です

 

 

 

好奇心のある限り

人間は新しいことに

無意識ででも挑戦しています

 

 

 

ある病院に入院していた時のこと

 

義父が

窓の位置など

建築構造を知りたがります

 

 

移動可能な場所を

片っ端から調べていました

 

当方が

その結果に興味を示すと

 

「どこからも

入院患者が逃げ出せないよう

配慮した作りになっている

窓の位置も高い

 

そんなことを言っていました

 

 

 

何事も知りたがる性格で

放っておくと

髭剃りなども分解してしまいます

 

 

 

「この好奇心が途絶えない限り

この人は大丈夫」

 

妙な安堵感がありました

 

 

親御さんを知ることは

介護における最初の一歩なのでしょう