いつまでも続く音信不通 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

月に何度もあった連絡

突然途絶えました。

 

義父の

介護が始まった途端にです。

 

 

投薬ミスによる

アリセプトの副作用。

 

乱暴な発言を繰り返す義父は

ケアマネさんのご尽力によって

精神病院に医療保護入院

 

 

 

そこまでは義理の妹も

行動を共にしていました。

 

 

 

しかし入院を機に

連絡して来なくなり

メールで病状を報告しても

反応なし

 

それでも

頻繁に現況報告をしていました。

 

 

 

ところが

実の姉である我が配偶者に

苦情の電話。

 

「恩着せがましい」

 

要するに「嫌がらせのメール」

受け取っていたのでしょう。

 

介護逃亡の確信犯だったわけです。

 

 

「親の病状が

心配ではないのだろうか」

少し戸惑いましたが

知らせるなということなので

放置しておきました。

 

 

 

病院には面会にも来ません。

 

 

 

ところが

特養に移る日になると

突然姿を現しました。

 

 

 

「初めてお目にかかりますね」

介護士さんは

余程ご立腹だった様子。

 

多分

こういったアリバイ作り

頻繁に行われるのでしょう。

 

 

そしてまた連絡なし。

 

 

 

心不全が原因で

特養から市民病院に移った折

さすがに報告のメールを打ちました。

 

 

 

なんと

「苦痛のないように

お願いします」

との返信。

 

 

 

「自分で来て

確かめれば良いではないか」

怒りのメールに対して

今度は着信拒否

もちろんメールには無反応。

 

 

 

しばらくして

さすがに見舞いに来たものの

当方とは言葉を交わさない。

 

 

その後

義母の介護も始まりましたが

基本的な姿勢は変わらず。

 

 

 

義父と義母が亡くなった今も

連絡は途絶えた状態です。

 

 

 

そうなります。

 

介護を経験した人と

ほとんど無経験な人とが

理解し合うのは至難

 

 

時間と体力を削られた側

ないがしろにされたと

逆恨みする側

 

こればっかりは

話し合っても理解しあえません。

 

 

 

こうして

介護は人と人とを

分断していくのです。