施設長二人 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

よく言われている話ですが

特養や老健

施設長によって

入所者への対応に

大きな差があります。

 

 

 

施設長は医師ですが

これまでの経歴などによって

入所者への思いが

異なってくるのでしょう。

 

 

 

ある特養の施設長

開業医でもあります。

 

個人の資産を積み上げるため

事業を起こしたようなもの。

 

 

入所者は一人の人として

見るのではなく

あくまで儲けの手段です。

 

 

 

ほとんど自立可能な高齢者の

要介護度を上げるように

仕向けるなど

いろいろと仕掛けをします。

 

 

 

一番手っ取り早いのは

「認知機能の低下」

そうすることによって

要介護度を上げることが

できます。

 

 

 

「できます」とは言いましたが

本来は不可能な筈。

 

ただ地元に

ネットワークを築いていることから

多少の融通は利くのでしょう。

 

 

一方で

手間がかかるようになったと

判断すると

追い出しにかかります。

 

 

 

「病院への転院が妥当」

そう説明されると

親族である介護者は

反論できません。

 

 

 

一方で

病院で医師の経験を積まれた

老健の施設長がいらっしゃいました。

 

 

本来は

リハビリなどで

機能回復を図ることで

在宅に移行するため

活用される施設なのですが

入所者によって

健康状態は変わります。

 

不幸なことに

老衰などが原因で

余命が限られている場合

無きにしも非ず。

 

 

 

施設内組織としては

病院への転院が望ましいと

結論付けましたが

施設長は反対されました。

 

 

 

「家族は

延命治療を望んでいない

病院に転院させても

受けるべき治療はない」

 

入所者は

そのまま最期を迎えました。

 

 

人格者などという表現は

避けたいと思います。

 

今まで歩んできた道から

結論を出されたのでしょう。

 

 

 

特養や老健

おなじ呼び名であっても

施設長によって

入所者への対応は異なります。

 

ご用心ください。