自責の念から逃れたい人達 | 介護の誤解

介護の誤解

いま苦しんでおられる介護者のために

このブログは義父と義母を介護した過去の経験をもとに書いたものです。

思いつくままに書いており時系列順ではありません。

あらかじめご了承ください。

 

介護から

遠ざかっている息子や娘に限って

周囲の目を気にします

 

今回は

息子や娘の視点で

捉えてみたいと考えました。

 

 

誰を気にしているのか

 

案外

自分の子供達だったりするのです。

 

被介護者からは

になります。

 

 

 

「認知症だ」等と告げられると

「自分は覚えてもらっているのか

自分の子が不安を訴えます。

 

そこまで行かなくても

今の状態を知りたいのです。

 

しかし

親に訊いても

分からない

 

 

 

一方で

叔父や叔母は一生懸命の様子。

 

 

「お母さん(お父さん)は

何もしていないの?!」

子供の言葉は辛辣です。

 

そして

「出来る範囲でやっているから」

と言われても納得しません

 

 

 

「子供から

信頼されなくなるのでは」

親族の目よりも

こちらの方が恐ろしい。

 

ですから

たまに

それも短時間

被介護者を訪ねても

 

「昨日

施設でおばあちゃんと

ずっと話していた」

 

職員さんに

あれこれお願いしてきた

 

実際に

職員に対して

あれこれ注文をつけます。

 

職員に対しても

自分の存在を

印象づけたいからです。

 

子供を連れて行った際に

「お目にかかったのは

初めてでしょうか」

等と言われると

顔が丸つぶれです。

 

 

もちろん

自分を印象づけたいのは

介護職員だけではない。

 

被介護者のご近所さんもです。

 

 

 

つまり

何が言いたいかというと

「介護から

遠ざかっている

さらには

「介護を放棄している

それは

本人が一番理解しているのです。

 

 

 

ややもすると

主介護者を

批判しがちになる。

 

それも

自責の念の裏返しかもしれません。

 

「自分は悪くない」

そう言っているのでしょう。

 

 

 

しかし悲しいかな

介護は実績がすべてです。

 

実際に

何をしてきたかということです。

 

行動に勝るものはありません

 

 

そして介護者は

介護から遠ざかっている人を

どうすることもできないのです。

 

 

 

将来にわたって

埋められない溝があることを

知っておいていただきたいのです。